演劇を拡張する#2「観客席」から考える──「運営の時代」の演劇的想像力

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【イベント概要】

連続講座「演劇を拡張する」、第二回はアート界随一の若手論客、黒瀬陽平をゲストに迎え、現代社会における芸術の可能性、そして芸術における批評の可能性について、拡張され、混交し始めた演劇とアート、それぞれの立場から議論する。
著書『情報社会の情念』でアートの立場から寺山修司を論じた黒瀬と、寺山の市街劇の手法を参照しつつ都市のツアー演劇を革新した高山。二人とも寺山の活動に影響を受けつつも、それを対象化し、まったく独自の世界を生み出しているアーティストであるといってよいだろう。
演劇を、アートを拡張し、未来へと向かっていくとはどういうことなのか。第一回同様、最後は議論を客席に開き、論をさらに深めていくことになる。

演劇=舞台、この図式から自由になったとき、演劇にはいろんな可能性がでてくる。

演出家高山明は、建物としての劇場も、客席と段差や境界線で仕切られた舞台も用いない。高山の演劇では、観客は、あるツアーコースに仕組まれた「できごと」の場を地図を片手に自らの足で巡ったり、歴史や社会の声に耳を傾け、それにリアクションする何らかの仕組みに巻き込まれたりする。およそ、一般的な演劇とはかけ離れて見える彼の作品は、それでも演劇であり続けている。

演劇は、数千年もの間、国や都市や社会やコミュニティといったものを考える道具であり続けてきた。私たちがその知恵や技術を活かすにはどうすればよいか。

連続講座「演劇を拡張する」(全3回)では、観光ツアーや都市プロジェクトへの応用という観点を軸に、「演劇を考える/演劇で考える」技術を探っていく。
5/7に開催された第1回「いま、高山明が語る演劇原論」では、タイトルどおり、高山の考える演劇とはなに界と個人の演劇史を横断しつつ、高山の考える演劇とはなにかがあきらかにされた。演出家・高山明はいかに演劇と出会い、演劇をはじめるに至ったのか。古代ギリシャから脈々と続く演劇史を彼がいかに捉えているのか。演出家の世紀であった20世紀を終えたいま、21世紀における演劇の可能性をどこに見ているのか。西洋演劇史を踏まえた上で、グローバル社会における日本演劇の力はどこにあるのか。
高山の活動を考える上でも、芸術ジャンルの混交する現代におけるアートの可能性を探る上でも、さらに社会における芸術の役割を問い直す上でも、根源的な問題提起がなされた。
第2回(6/4)、第3回(7/9)では、演劇以外のジャンルからゲスト講師を招き、社会に対する演劇の可能性についてディスカッッションする。

現在ドイツで進行中の複数のプロジェクトや福島でのプロジェクトについても、詳細が語られるだろう。
以下の写真はすべて、高山明の演劇のワンシーンである。なぜ、これらの写真が演劇であり得るのか??? その答えはこの講座で明かされるはずだ。

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(c)蓮沼昌宏

高山明 Akira Takayama

1969年生まれ。演出家。演劇ユニットPort B(ポルト・ビー)主宰。『サンシャイン62』、『東京/オリンピック』(はとバスツアー)、『個室都市』シリーズ、『完全避難マニュアル』、『国民投票プロジェクト』、『光のないⅡ(福島-エピローグ?)』、『東京ヘテロトピア』、『横浜コミューン』など、ツアー・パフォーマンスや社会実験的なプロジェクトを現実の都市空間で展開している。2013年9月に「一般社団法人Port(ポルト)観光リサーチセンター」を設立し、観光事業にもその活動を広げつつある。対談集に『はじまりの対話– Port B国民投票プロジェクト』(現代詩手帖特集版/思潮社)がある。

黒瀬陽平 Yohei Kurose

1983年生まれ。美術家、美術評論家。ゲンロン カオス*ラウンジ 新芸術校主任講師。東京藝術大学大学院美術研究科博士後期課程修了。博士(美術)。2010年から梅沢和木、藤城嘘らとともにアーティストグループ「カオス*ラウンジ」を結成し、展覧会やイベントなどをキュレーションしている。主なキュレーション作品に「破滅*ラウンジ」(2010年)、「キャラクラッシュ!」(2014年)、「カオス*ラウンジ新芸術祭2015『市街劇 怒りの日』」(2015年)など。「瀬戸内国際芸術祭2016」にカオス*ラウンジとして参加。著書に『情報社会の情念』(NHK出版)。

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放送開始
2015/07/14 00:00
放送終了
2021/02/04 00:00
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2015/10/01 00:00
タイムシフト視聴終了
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放送開始
2015/07/22 19:00
タイムシフト視聴終了
2015/07/29 18:00
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放送開始
2014/06/04 19:00
タイムシフト視聴終了
2014/06/11 18:00