DOMMUNE vs 新芸術校! インディペンデントはどのようにアートを変えるか?──健常なオルタナティヴの歪んだヴィジョン

20160228

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※本イベントの開場時刻は18:30に変更になりました。
開演時刻は19:00ですのでご注意ください。

 

【イベント概要】

ゲンロン カオス*ラウンジ新芸術校、記念すべき第1期成果展のトークイベントは、「DOMMUNE」でおなじみの全方位的アーティスト、宇川直宏氏。
インディペンデントな現代美術のスクールで日本のアートを変える!と意気込み、好調なスタートを切った新芸術校だが、第二期の募集ではまさかの大苦戦で存続の危機!!はたして新芸術校に日本のアートは変えられるのか?!というか来年も開講されるのか?!

今のアートには「健全なオルタナティヴの歪んだヴィジョン」が必要だと豪語する宇川氏は、新芸術校をどう見るのか。「空気を読まない」という点においてのみ共通している二人による、日本のアートと新芸術校の今後を占うガチ対談!!

 

 

「前衛」の饒舌、「再設定」の一撃
黒瀬陽平

いわゆる「千円札裁判」の発端となった前衛美術家・赤瀬川原平の作品《復讐の形態学》(1963年)には、「殺す前に相手をよく見る」という謎めいたサブタイトルがつけられている。「資本主義リアリズム」を標榜し、千円札を拡大して精巧に模写をしたこの作品が、「偽物」でも「本物」でもなく、千円札の「模型」なのだと語った赤瀬川の主張は、このサブタイトルにこそ要約されている。
ゲンロン カオス*ラウンジ 新芸術校第一期は、「前衛の再設定」というテーマのもとスタートした。前衛がもはや、「炎上」というお手軽なスキャンダリズムと見分けがつかなくなり、アーティストといえば、不謹慎な一発ネタでネットのお騒がせものになるか、自らのナイーブな内面に閉じこもって「自己表現」を垂れ流す存在としか見られなくなった現代において、「前衛の再設定」とは、「相手をよく見る」ことからしか始まらないのではないか。そんな思いがあった。
もちろん「前衛」の定義は様々だろう。その語の定義上、時代によっても、立場によっても多様に変わりうる。この一年、主任講師として私なりの定義は「講義」として語ってきたつもりである。しかし、この新芸術校という場で、そして成果展という展覧会において重要なのは、まさにいまここで、アーティストたちの手によって「再設定」が着々と進められている、ということなのだ。
アーティストは、芸術を、社会を、政治を、概念を、感情を、自らの作品と言葉によって「再設定」してよい。いやむしろ、手持ちの表現手段のすべてを総動員して「再設定」しない限り、アーティストという存在に居場所は用意されていない。軍事用語としての「前衛」に準ずるなら、彼ら彼女らは、それぞれの「再設定」によってはじめて、自らの「戦場」を見出すのである。
新芸術校では一年間、そのようなトライアルを繰り返してきた。この一年間、作品を制作することはもちろん、講師も受講生も、とにかく言葉を発し、議論を重ねてきた。交わされた言葉の数も、書かれた言葉の数も、標準的な美術教育におけるそれを遥かに上回っているはずだ。作品をつくり続けながら、文字通り言葉を尽くすこと、それこそが「前衛の再設定」を可能にする。
ここに並んでいるのは、そんなプロセスのなかで「相手をよく見る」観察者、批判者であろうとするアーティストたちの姿であり、世界に対して果敢に「再設定」を試みようとする饒舌な作品たちである。そしてそれは、それぞれが自らの「戦場」のなかで初めて発した「先制第一撃」なのだ。

 

【受講生より】

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画像はクリックで拡大できます。

奇妙なことに、経歴も年齢も幅広い人たちがこの学校を選んだ。そして一年間の授業で、各分野の第一線で活躍する講師たちの難題に応えては、多方面からの批評を受けてきた。こんな集団が他にいるだろうか。プレイヤーとしての私には、生徒達は全員敵だった(言ってみれば講師もだ)。だからこそ会場には相当面白いものが並ぶと確信している。私たちはSNSのタイムラインよろしく流れてしまうようなものではなく、各々が新たな足掛かりをつくるだろう。生で見て、その一撃をくらってほしい。(内山智恵/受講生)

ゲンロン カオス*ラウンジ 新芸術校第1期成果展

新芸術校第1期成果展「先制第一撃」(@genronchaos) | Twitter

ゲンロン カオス*ラウンジ 新芸術校 第1期成果展「先制第一撃」 | Facebook

 

【イベント後記】

当日のtweetのまとめはこちら

togetter

 

【成果展日程】

 
2/26(金)
ゲンロン カオス*ラウンジ 新芸術校 第1期成果展講評会
※ 講評会の模様はニコニコ生放送にて無料生中継いたします。視聴はこちら
※ ご入場は受講生およびゲンロン友の会上級会員限定となります。

2/27(土)
ゲンロン カオス*ラウンジ 新芸術校 第1期成果展「先制第一撃」〈1日目〉
開場時間:13:00 ~ 20:00
※ どなたでも無料でご入場いただけます。

2/28(日)
ゲンロン カオス*ラウンジ 新芸術校 第1期成果展「先制第一撃」〈2日目〉
開場時間:13:00 ~ 18:00
※ どなたでも無料でご入場いただけます。

宇川直宏×黒瀬陽平「新芸術校第1期総括対談! インディペンデントはどのようにアートを変えるか?——健常なオルタナティヴの歪んだヴィジョン」
19:00 ~ 21:00(開場18:00)
※ 前売 2600円/ 当日 3100円

 

【会場案内】

=第1会場:ゲンロンカフェ
=第2会場:五反田アトリエ
=JR五反田駅改札・都営浅草線五反田駅A6出口

第1会場:ゲンロンカフェ
〒141-0031 東京都品川区西五反田1-11-9 司ビル6F
03-5719-6821

第2会場:五反田アトリエ
〒141-0022 東京都品川区東五反田3-17-4 糟谷ビル2F
03-5422-7085

 

お問い合わせ:
03-6417-9230
info@genron.co.jp
(担当:上田)

 

 

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ゲンロン カオス*ラウンジ 新芸術校 | ゲンロンスクール

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ukawanaohiro

宇川直宏 Ukawa Naohiro

DOMMUNE/現在美術家。1968年生まれ。香川県/高松市出身。京都造形芸術大学情報デザイン学科教授。映像作家/グラフィックデザイナー/VJ/文筆家/そして現“在”美術家など、幅広く極めて多岐に渡る活動を行う全方位的アーティスト。既成のファインアートと大衆文化の枠組みを抹消し、現在の日本にあって最も自由な表現活動を行っている”MEDIA THERAPIST”。日本に於けるVJのオリジネイター。2001年のニューヨークPS1 MOMA「BUZZ CLUB」、ロンドン・バービカン・アートギャラリーでの「JAM展」での展示から、国内外の数多くの展覧会で作品を発表。2013~2015年度文化庁メディア芸術祭審査委員。2015年度アルスエレクトロニカ(リンツ・オーストリア)審査委員。また、1980年代末「ヤバイ」という日本語スラングを初めて肯定的な意味に変転させて使用し、著述を通じて世間一般にまで広めた人物でもある。また90年代初頭より文中においてエクスクラメーションマークの連打「!!!!!!!」を多用し、現代の日本語における「感嘆」や「強調」の表現を、SNS以前から独自的に拡張した。010年3月、突如個人で立ち上げたライブストリーミングスタジオ兼チャンネル「DOMMUNE」は、開局と同時に記録的なビューアー数を叩き出し、国内外で話題を呼び続けている。現在、宇川の職業欄は「DOMMUNE」。著書として「@DOMMUNE-FINAL MEDIAが伝授するライブストリーミングの超魔術!!!!!!!!」(河出書房新社)他。DVDに「MAD HAT LAUGHS!!!!!」(Ki/oon / SONY)他。ミュージシャンとしてはUKAWANIMATION! 名義で「ZOUNDTRACK」(avex trax)他。今年は国内外の現代美術の展覧会で精力的に作品を発表している。高松メディアアート祭では、ディレクター/キュレーター/審査委員長のなんと三役を担当。

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黒瀬陽平 Yohei Kurose

1983年生まれ。美術家、美術評論家。ゲンロン カオス*ラウンジ 新芸術校主任講師。東京藝術大学大学院美術研究科博士後期課程修了。博士(美術)。2010年から梅沢和木、藤城嘘らとともにアーティストグループ「カオス*ラウンジ」を結成し、展覧会やイベントなどをキュレーションしている。主なキュレーション作品に「破滅*ラウンジ」(2010年)、「キャラクラッシュ!」(2014年)、「カオス*ラウンジ新芸術祭2015『市街劇 怒りの日』」(2015年)など。「瀬戸内国際芸術祭2016」にカオス*ラウンジとして参加。著書に『情報社会の情念』(NHK出版)。

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放送開始
2016/02/28 22:30
タイムシフト視聴終了
2016/03/06 18:00
放送開始
2016/02/28 19:00
タイムシフト視聴終了
2016/03/06 18:00