大森望のSF喫茶#25暴力の歴史から未来のゲームへ──小川哲『ゲームの王国』刊行記念イベント

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【イベント概要】

人気シリーズ「大森望のSF喫茶」半年ぶりの第25回は、ハヤカワSFコンテスト受賞後第一作『ゲームの王国』(早川書房)が話題の小川哲さんと、評論家・翻訳家の山形浩生さんをお迎えします。
山形浩生さんはゲンロンカフェ初登場。文筆家としての活動とともに、大手調査会社に勤務し、カンボジアなど途上国援助の業務にも関わっています。ポル・ポトの隠し子と天才少年ムイタックを軸とする規格外の長編を、大森さん、山形さんはどう読んだのか。
作品の背景から今後の展望まで、『ゲームの王国』の向こう側に迫ります。


『ゲームの王国』は、ポル・ポト時代から未来にかけてのカンボジアを舞台にした「ゲーム」についての小説です。ポル・ポトの原始共産主義は、国民に極端で厳密なルールを課す、まさに「ゲーム」的な社会でしたし、現在のカンボジアは他の多くの途上国と同じく、政府の設定したルールがうまく機能せずにいます。
「ゲーム」には様々な定義があります。たとえばロジェ・カイヨワは、その本質が「パイディア(Pidia)」と「ルドゥス(Lidus)」にあると述べました。「パイディア」とは規則から自由になろうとする力であり、「ルドゥス」は規則に従わせようとする力です。この二つの概念は、「ゲーム」の本質であるだけでなく、人間そのものの本質でもあると思います。
人々はテレビゲームやスポーツなどの狭義の「ゲーム」を楽しむ一方で、政治や経済などの広義の「ゲーム」の中で生活しています。
『ゲンロン8』は「ゲーム」を特集するそうですが、今回のイベントが様々な娯楽や学問、歴史の中に含まれる「ゲーム」について考える機会になれば幸いです。
(小川哲)

 

201612
『ゲームの王国 上』(早川書房)

201612
『ゲームの王国 下』(早川書房)

 

【チケットのご購入】

小川哲 Satoshi Ogawa

1986年千葉県生まれ。東京大学大学院総合文化研究科博士課程在籍中。2015年に第3回ハヤカワSFコンテスト〈大賞〉を『ユートロニカのこちら側』で受賞し、デビューを果たす。2017年に第2長篇となる『ゲームの王国』を上梓。

山形浩生 Hiroo Yamagata

1964年東京生まれ。東京大学都市工学科修士課程およびMIT不動産センター修士課程修了。大手調査会社に勤務、カンボジアをはじめ途上国援助業務のかたわら、小説、経済、建築、ネット文化など広範な分野での翻訳および雑文書きに手を染める。著書に『たかがバロウズ本』(大村書店)、『新教養主義宣言』(河出文庫)など。主な訳書にクルーグマン『クルーグマン教授の経済入門』(ちくま学芸文庫)、バナジー&デュフロ『貧乏人の経済学』(みすず書房)、ケインズ『雇用、利子、お金の一般理論』(講談社現代文庫)、ピケティ『21世紀の資本』(みすず書房)ほか多数。

大森望 Nozomi Ohmori

1961年高知生まれ。書評家・SF翻訳家・SFアンソロジスト。〈ゲンロン 大森望 SF創作講座〉主任講師。著書に『21世紀SF1000』、『新編・SF翻訳講座』、《文学賞メッタ斬り!》シリーズ(豊崎由美と共著)、《読むのが怖い!》シリーズ(北上次郎と共著)など。アンソロジーに《NOVA 書き下ろし日本SFコレクション》《不思議の扉》の各シリーズのほか、『星雲賞SF短編傑作選 てのひらの宇宙』など。訳書にコニー・ウィリス『ブラックアウト』『オール・クリア』など多数。2013年には『NOVA』が第34回日本SF大賞特別賞を受賞。

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放送開始
2017/11/28 19:00
タイムシフト視聴終了
2017/12/05 18:00