ゲンロン カオス*ラウンジ 新芸術校 第3期#34「サードパーティ」講評会──最終講評会

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ゲンロン カオス*ラウンジ 新芸術校の第3期選抜成果展「サードパーティ」講評会の模様を生中継します。
放送開始は15:30、放送終了は17:30を予定しています。放送開始時間は16:30に変更となりました。ご注意ください。
ゲンロン友の会クラス30, 50, 250 の方は、会場にてご観覧いただけます。観覧料は無料となりますが、ワンドリンクのご注文をお願いいたします。展覧会のため、立見となりますのでご了承ください。

 

【受講生より】

受講生制作の特設ウェブサイト

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画像はクリックで拡大できます。

 

【出展作家】

新井健/有地慈/五十嵐五十音/小林真行/スズキナルヒロ/龍村景一/中川佑梨/村井智/ヤウンクル関根

 

【成果展日程】

3/3(土)
ゲンロン カオス*ラウンジ 新芸術校 第3期 選抜成果展「サードパーティ」〈1日目〉
開場時間:13:00 ~ 20:00
※ どなたでも無料でご入場いただけます。

3/4(日)
ゲンロン カオス*ラウンジ 新芸術校 第3期 選抜成果展「サードパーティ」〈2日目〉
開場時間:11:00 ~ 13:30
※ どなたでも無料でご入場いただけます。

ゲンロン カオス*ラウンジ 新芸術校 第3期 選抜成果展 最終講評会
放送時間:16:30 ~ 18:00
※ 講評会の模様はニコニコ生放送にて無料生中継いたします。視聴はこちら
※ ご入場は受講生およびゲンロン友の会上級会員限定となります。

3/5(月)
ゲンロン カオス*ラウンジ 新芸術校 第3期 選抜成果展「サードパーティ」〈3日目〉
開場時間:13:00 ~ 20:00
※ どなたでも無料でご入場いただけます。

 

【会場案内】


選抜成果展会場:ゲンロンカフェ
〒141-0031 東京都品川区西五反田1-11-9 司ビル6F

裏成果展会場:ゲンロン カオス*ラウンジ 五反田アトリエ
〒141-0022 東京都品川区東五反田3-17-4 糟谷ビル2F

JR五反田駅改札・都営浅草線五反田駅A6出口

 

 

第3の眼

ゲンロン カオス*ラウンジ 新芸術校 第3期の「選抜成果展」をお届けする。過去2回の成果展とは違い、今回は「選抜者」のみによる展覧会となる。受講生32名から選抜された9名は、1年間にわたる「サバイバル」形式のプログラムをくぐり抜け、生き残ったメンバーである。

「サードパーティ」というタイトルは、9名の選出が決まった後、メンバー間のディスカッションによって決められた。もしかすると、「第3者団体」や「非当事者」などの意味を持つこの言葉が、サバイバルを生き残った選抜メンバーによる展覧会タイトルとして掲げられていることに、違和感を覚えるむきもあるかもしれない。

しかし、ここに選出された9名が扱っているテーマがすべて、きわめて「当事者」的なものであることに注意してほしい。「家族」、「青春」、「自画像」といった、必然的に、当事者の視点や語りが入り込んでしまうテーマばかりなのである。あまりに身近で、個人的で、共有不可能なように思われるけれども、だからこそ最後まで捨てられずに残ってしまったテーマたち。おそらく9名は、そのようなテーマを正面から扱うために、「第3者」の視点を求めたのだろう。もちろん、「パーティ」という言葉が示すように、完全な「第3者」になろうとしているわけではない。あくまでも、当事者たちが作る関係性の圏内にとどまりながら、その内側で、第3の眼であろうとしているのである。付け加えておけば、第「3」期の成果展である、ということも少なからぬ影響を与えている。「サードパーティ」というタイトルは、第1期、第2期の「先輩」たちに対する、第3期生からの態度表明でもあるだろう。

選抜成果展は例年通りゲンロンカフェで開催されるが、五反田アトリエでは「落選展」として、惜しくも選抜メンバーからは落選してしまった受講生たち有志による展覧会が開催される。こちらはあくまで、有志による自主企画の展覧会であるが、受講生たちの実力は拮抗しており、もしかしたら落選展から、選抜成果展を凌ぐ作品が現れることも十分考えられる。

選抜成果展と落選展、どちらも第3期の新芸術校にとっての「成果」であり、見るに値するものであると確信している。ぜひ、両方に足を運んでもらいたい。

主任講師 黒瀬陽平

 

【イベント後記】

 

 

 

 

【お知らせ】



現在、〈ゲンロン カオス*ラウンジ 新芸術校〉では、第4期受講生を募集しております。募集締切は2018年3月12日(月)です。
詳細はこちらからご覧ください。みなさまのご応募をお待ちしております。

 

【新芸術校第3期 これまでの展覧会】

グループ展A「其コは此コ」
2017年10月21日(土) ~ 29日(日)
出展作家:龍村景一/友杉宣大/中村紗千/よひえ
講評会審査員:堀浩哉、黒瀬陽平

グループ展B「健康な街」
2017年11月18日(土) ~ 26日(日)
出展作家:有地慈/五十嵐五十音/小林真行/下山由貴/中川翔太/長谷川祐輔
講評会審査員:飴屋法水、黒瀬陽平

グループ展C「完全なる仮説」
2017年12月9日(土) ~ 17日(日)
出展作家:大熊晴海/スズキナルヒロ/ヤウンクル関根/平夕夏/田辺結佳(すべなつ)/津々美つみれ/三上悠里/モリエミ/鷲尾蓉子
講評会審査員:宮台真司、黒瀬陽平

グループ展D「ebb&flow/弔われざるもの/逃げ水追い」
2018年1月20日(土) ~ 28日(日)
出展作家:新井健/こまんべ/小御門早紀/高木文香/辻野理恵/渡川豐也/中川佑梨/西吉利/牧野亮希(cottolink)/村井智/吉田無能
講評会審査員:宇川直宏、黒瀬陽平

 

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岩渕貞哉 Teiya Iwabuchi

『美術手帖』総編集長/美術出版社取締役。1975年横浜市生まれ。1999年慶応義塾大学経済学部卒業。2002年より『美術手帖』編集部に携わり、2008年から現職。美術出版社取締役。2017年、ウェブ版「美術手帖」をオープン。公募展の審査員やトークイベントの出演など、幅広い分野での現代のアートシーンに関わる。

津田大介 Daisuke Tsuda

1973年生まれ。東京都出身。早稲田大学社会科学部卒。 大阪経済大学客員教授。早稲田大学大学院政治学研究科ジャーナリズムコース非常勤講師。東京工業大学リベラルアーツセンター非常勤講師。一般社団法人インターネットユーザー協会(MIAU)代表理事。メディア、ジャーナリズム、IT・ネットサービス、コンテンツビジネス、著作権問題などを専門分野に執筆活動を行う。ソーシャルメディアを利用した新しいジャーナリズムをさまざまな形で実践。ポップカルチャーのニュースサイト「ナタリー」の創業・運営にも携わる。 世界経済フォーラム(ダボス会議)「ヤング・グローバル・リーダーズ2013」選出。主な著書に『ウェブで政治を動かす!』(朝日新書)、『動員の革命』(中公新書ラクレ)、『情報の呼吸法』(朝日出版社)、『Twitter社会論』(洋泉社新書)、『未来型サバイバル音楽論』(中公新書ラクレ)ほか。2018年11月13日に『情報戦争を生き抜く』(朝日新書)を刊行。2011年9月より週刊有料メールマガジン「メディアの現場」を配信中。

和多利浩一 Koichi Watari

ワタリウム美術館キュレイター、オーナーの1人。1960年生まれ。早稲田大学卒業。大学一年生の時、姉・恵津子と共にミュージアムショップ「オン・サンデーズ」を創立。83年美術関係書籍・ビデオの出版社「イッシプレス」の代表取締役。90年「ワタリウム美術館」の取締役として参加。現代美術を中心に、建築、写真、彫刻と幅広い展示活動を行う。同時に教育プログラムを積極的に開催。また、92年国際展ドクメンタ9で初の日本人スタッフとして働く。95年第1回ヨハネスブルグ・ビエンナーレの日本代表コミッショナー。
岡本太郎現代芸術大賞の審査委員を1997年から現在まで継続。2013年村上隆主催の第18回GEISAI審査員。共著書に、『夢みる美術館計画』(日東書院)。

黒瀬陽平 Yohei Kurose

1983年生まれ。美術家、美術評論家。ゲンロン カオス*ラウンジ 新芸術校主任講師。東京藝術大学大学院美術研究科博士後期課程修了。博士(美術)。2010年から梅沢和木、藤城嘘らとともにアーティストグループ「カオス*ラウンジ」を結成し、展覧会やイベントなどをキュレーションしている。主なキュレーション作品に「破滅*ラウンジ」(2010年)、「キャラクラッシュ!」(2014年)、「カオス*ラウンジ新芸術祭2015『市街劇 怒りの日』」(2015年)など。「瀬戸内国際芸術祭2016」にカオス*ラウンジとして参加。著書に『情報社会の情念』(NHK出版)。

東浩紀 Hiroki Azuma

1971年東京生まれ。批評家・作家。東京大学大学院博士課程修了。博士(学術)。株式会社ゲンロン創業者。著書に『存在論的、郵便的』(第21回サントリー学芸賞)、『動物化するポストモダン』、『クォンタム・ファミリーズ』(第23回三島由紀夫賞)、『一般意志2.0』、『弱いつながり』(紀伊國屋じんぶん大賞2015)、『観光客の哲学』(第71回毎日出版文化賞)、『ゲンロン戦記』、『訂正可能性の哲学』など。

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放送開始
2018/03/05 16:30
放送終了
2021/01/01 00:00
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放送開始
2018/03/04 16:30
タイムシフト視聴終了
2018/03/11 18:00