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〈ゲンロン ひらめき☆マンガ教室〉の講義を生中継します。
「講義」部分の視聴はゲンロン完全中継チャンネルの会員の方限定となります。
「完成稿講評」部分の中継は一般の方でもご視聴いただけます。こちらはタイムシフトを公開しません。あらかじめご了承ください。
【完成稿課題】
この先生の描く女性が、とてつもなくいじらしい、とてつもなく清楚に感じる、とてつもなくエロい。
読者にそう感じさせるには、それなりの理由があるのです。この課題では、そういった先人たちの「秘伝のタレ」を解き明かし、自身の血肉にする、マンガ記号のリバースエンジニアリングを体感してもらいます。良い意味での「パクリ」です。
自分のキャラクターに欠けている要素はなにか?その要素を持っているマンガ家は誰か、それはどんな記号や仕草や性格設定から醸し出されるのか?
それを見つけて解き明かし、自身の作品に活かしましょう。
(田中圭一)
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【ネーム課題】
漫画に関わらずエンタメの面白さの一つに「共感」があります。
それは大まかに二種類あって、一つは知識、体験の共感。
そしてもう一つは「肉体に備わる五感(視覚、聴覚、触覚、味覚、嗅覚)の共感」
その中でも今回は「触覚・肉体的接触」をテーマにしてください。
何かしらか肉体が触れあうシーンを肝にして創作してください。
指と指が触れあうような繊細なドラマでもいいし、
激しく殴り合うハードヒットな格闘物でも結構です。
私はエロ漫画家ですが、提出する作品はエロやセクシーの要素を必ずしも入れる必要はありません。
(もちろんがっつり成年向けにチャレンジしていただいてもOKです)
というのを去年の私の回の課題で出させて頂きました。講義でお話しさせて頂いてあらためて
漫画の面白さの一部に触れえる課題でなおかつ、「没入性」にも大きく関わる課題だと思いましたので、
今年もコレでお願いいたします。
去年の講義を聞いてない方のためにヒントを。
接触のシーンはサイレント、セリフを無くしてみてください。
(師走の翁)
【イベント後記】
講評会のtweetのまとめはこちら!
師走の翁 Shiwasu no Okina
さやわか Sayawaka
1974年生まれ。ライター、物語評論家、マンガ原作者。〈ゲンロン ひらめき☆マンガ教室〉主任講師。著書に『僕たちのゲーム史』、『文学の読み方』(いずれも星海社新書)、『キャラの思考法』、『世界を物語として生きるために』(いずれも青土社)、『名探偵コナンと平成』(コア新書)、『ゲーム雑誌ガイドブック』(三才ブックス)など。編著に『マンガ家になる!』(ゲンロン、西島大介との共編)、マンガ原作に『キューティーミューティー』、『永守くんが一途すぎて困る。』(いずれもLINEコミックス、作画・ふみふみこ)がある。「コミックブリッジ」で『ヘルマンさんかく語りき』(作画:倉田三ノ路)を連載中。