カフェに
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一般 入場券2,500円
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学生 入場券2,000円
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友の会会員限定最前列席 入場券3,000円
ネットで
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チャンネル会員無料
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一般500円
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チャンネル会員無料
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一般1,000円
【イベント概要】
スマホ時代の到来とともに大人気の動物となった猫。SNSのタイムライン上には、毎日さまざまな猫たちの写真があふれています。
2020年5月、「ゲンロンα」では大山顕氏『新写真論』の宣伝という名目で「写真を変えるねこたち」コーナーが爆誕。読者のみなさまから猫写真の数々をご投稿いただき、100匹を超える猫たちが集まる人気企画となりました。
その盛り上がりを受け、2021年末に同コーナーのタイトルが「ネコ・デウス」に進化。2010年代を代表する知的スター、ユヴァル・ノア・ハラリによれば人間(ホモ)はシンギュラリティの到来とともに神(デウス)へと進化するそうですが、ぶっちゃけいま、私たちのまわりでネットの力を存分に活かし神へと進化を遂げつつあるのは猫ではないのか。猫神(ネコ・デウス)の仮説を検証すべく、猫を愛してやまないゲンロンの上田洋子代表の陣頭指揮により、猫たちの写真はさらに集められています。
しかし、ネコ・デウスの時代はこのまま続くのか。シラスのチャンネル「RENプランツケアチャンネル」を配信する園芸家・川原伸晃さんは「猫の次は、植物だ!」と主張します。
コロナ禍で外出を控えるようになった時期、家に植物を置くようになった人たちも増えたそうです。人はなぜ植物を欲望するのか。しばしばペットは家族と言われますが、植物も家族になりうるのか。はたして、ネコ・デウスはクサ・デウスになるのか。会場と配信あわせてお楽しみください!
【登壇者の川原伸晃さんより】
僕はペット産業が園芸産業の先駆形態であろうと考え、長年ペット産業の観測を続けていました。猫や犬がいかにして家族になったのかを探ることで、植物の未来が見えてくるのではないか?その予測通りここ数年で園芸産業はペット産業の移し鏡の様に変異してきました。
コロナ禍で爆発的に観葉植物は売れました。在宅時間が増える中で長い時間を共に過ごす植物を家族の様に扱う人も増えました。都市生活者が現実的に手の届くパートナーとして、植物は今後より一層「家族化」していく様に思います。しかし僕らはまだ何も植物の事を理解していなかったのかもしれません。
「人間が猫を飼っているんじゃない。猫が人間を飼い慣らしているんだ。」そういった話は多くの現代人が笑いと共に受け入れています。同様に園芸業界でも「植物が人間を操っているのでは?」という問いは従来からの通説です。『ホモ・デウス』のユヴァル・ノア・ハラリも前著『サピエンス全史』の中で「人類は小麦に家畜化された」と主張しています。
創業1919年の植物店四代目として生まれ育った僕はそれを問い続けてきた人生でした。植物を知れば知るほど、飼い慣らしているのが自分だと思い続けることは困難になります。植物生理学・生態学を素直に読めば、多くの植物は不老不死であり、無限に増殖可能で、動物以上の認知機能をもち、自律的に問題解決を行い、微生物と豊かな生態系を築いています。人間が植物の使役動物だと考える方が妥当に思えてなりません。
神になったはずの人類(ホモ・デウス)はあっさり猫神(ネコ・デウス)に支配されてしまいました。そしてついに第3のデウスも誕生してしまうのでしょうか?混沌の時代に人類と植物の関係を問い直す「新園芸論」誕生の瞬間を是非ご期待ください。
川原伸晃 Nobuaki Kawahara
1981年東京生まれ。園芸家、華道家、ボタニカルディレクター、観葉植物専門店REN代表、東京生花株式会社代表取締役社長、いけばな花材専門店四代目、欧州国際認定フローリストWellant College European Floristry 修了。2010年経済産業省主催デザイナー国外派遣事業に花卉園芸界の日本代表として選出される。2011年花卉園芸界のデザイナーとして初めてグッドデザイン賞を受賞。2018年業界初となる植物ケアサービス「プランツケア®」開始。2020年業界初となる植物の二次流通「リボーンプランツ®」開始。2021年プランツケアの拠点となる「プランツケアラボ」設立。著書に『プランツケア 100年生きる観葉植物の育て方』(サンマーク出版)。
上田洋子 Yoko Ueda
撮影=Gottingham
1974年生まれ。ロシア文学者、ロシア語通訳・翻訳者。博士(文学)。ゲンロン代表。早稲田大学非常勤講師。2023年度日本ロシア文学会大賞受賞。著書に『ロシア宇宙主義』(共訳、河出書房新社、2024)、『プッシー・ライオットの革命』(監修、DU BOOKS、2018)、『歌舞伎と革命ロシア』(編著、森話社、2017)、『チェルノブイリ・ダークツーリズム・ガイド』(調査・監修、ゲンロン、2013)、『瞳孔の中 クルジジャノフスキイ作品集』(共訳、松籟社、2012)など。展示企画に「メイエルホリドの演劇と生涯:没後70年・復権55年」展(早稲田大学演劇博物館、2010)など。
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