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※高橋さんは遠方在住のため、オンラインでお繋ぎしてのご登壇となります。
【イベント概要】
今年2月にロシアがウクライナへの侵攻を開始してから、まもなく半年が経とうとしています。両国の対立をめぐる複雑な背景のひとつには、ロシアとウクライナにおける「正教」の問題が横たわっています。
今回ゲンロンカフェでは、両国の正教を専門とする歴史学者の高橋沙奈美氏にオンラインでご出演いただき、ゲンロン代表でロシア文学者の上田洋子が聞き手となって番組を配信いたします。
戦争前から開戦後の現在までの正教の問題についてあらためて解説をいただきながら、愛国感情における宗教の役割や、ロシアの戦勝記念日のパレードと正教会の十字行など、戦争と宗教パフォーマンスの関係などについても掘り下げていただきます。
今秋刊行の『ゲンロン13』の小特集「ロシア現代思想Ⅳ」には、高橋氏が翻訳を手がける、ロシアの祝祭と戦争をめぐる論考が掲載予定です。本特集の導入のひとつとしても、ぜひご覧ください。
高橋沙奈美 Sanami Takahashi
九州大学人間環境学研究院講師。主な専門は、第二次世界大戦後のロシア・ウクライナの正教。宗教的景観の保護、宗教文化財と博物館、聖人崇敬、正教会の国際関係、最近ではウクライナの教会独立問題など、正教会に関わる文化的事象に広く関心を持つ。著書に『ソヴィエト・ロシアの聖なる景観――社会主義体制下の宗教文化財、ツーリズム、ナショナリズム』(北海道大学出版会)、共著に『ロシア正教古儀式派の歴史と文化』(明石書店)、『ユーラシア地域大国の文化表象』(ミネルヴァ書房)など。
上田洋子 Yoko Ueda
撮影=Gottingham
1974年生まれ。ロシア文学者、ロシア語通訳・翻訳者。博士(文学)。ゲンロン代表。早稲田大学非常勤講師。2023年度日本ロシア文学会大賞受賞。著書に『ロシア宇宙主義』(共訳、河出書房新社、2024)、『プッシー・ライオットの革命』(監修、DU BOOKS、2018)、『歌舞伎と革命ロシア』(編著、森話社、2017)、『チェルノブイリ・ダークツーリズム・ガイド』(調査・監修、ゲンロン、2013)、『瞳孔の中 クルジジャノフスキイ作品集』(共訳、松籟社、2012)など。展示企画に「メイエルホリドの演劇と生涯:没後70年・復権55年」展(早稲田大学演劇博物館、2010)など。