「論破」をこえる言葉を探して──福島とアメリカで〈対話〉を考える

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【イベント概要】

安東量子さんの新著『スティーブ&ボニー──砂漠のゲンシリョクムラ・イン・アメリカ』(晶文社)が刊行されました。福島県いわき市在住で植木屋を営む安東さんは、作家活動とともに、原発事故後の福島で対話集会の運営に参画してきました。本書は、そんな安東さんがアメリカで開かれる原子力に関する会議に招かれた際の旅路を描いたロードムービー風の連作エッセイ集です。

このたび本書の刊行記念として、ジャーナリストの江川紹子さんとの対談イベントを企画いたします。刊行直後、江川さんは本書について「他者を論破できる「正しさ」を希求するより、人と人が「わかり合う」とは何かをじわじわ考えたい人にお勧めの一冊」とツイートされています。

東日本大震災と福島第一原子力発電所事故をめぐって、また近年では新型コロナウイルス禍のなかでも、SNSなどではあいかわらず、「わかり合う」ことよりも「他者を論破できる「正しさ」」を求める言葉が氾濫しています。政治の場面でよく聞かれる「丁寧な説明」もそうした風潮と軌を一にし、対話の不成立に拍車をかけます。ここ最近の世界を覆うカルト的世界観もまた、わかり合えない社会を映し出したものなのかもしれません。

そうした現代の風潮に抗して、「論破」とは違う対話は可能なのでしょうか。人と人がわかり合うとはどのようなことなのか。そのためになにができるのか。立場や意見にとらわれず市井に生きる人々の声に耳を傾けてきたおふたりが、本書で紹介される福島やアメリカをてがかりに、対話が成立しない時代の「わかり合う」を考えていきます。ぜひご覧ください。

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安東量子『スティーブ&ボニー──砂漠のゲンシリョクムラ・イン・アメリカ』(晶文社)

江川紹子 Shoko Egawa

1958年東京生まれ。ジャーナリスト、神奈川大学特任教授。早稲田大学政治経済学部卒業。神奈川新聞社の社会部記者を経てフリーに転身。新宗教、災害、冤罪のほか、若者の悩みや生き方の問題に取り組む。95年に一連のオウム真理教報道で菊池寛賞を受賞。主な著書に『救世主の野望』『オウム事件はなぜ起きたか』(文春eBooks)、『名張毒ブドウ酒殺人事件』(岩波現代文庫)、『私たちも不登校だった』(文春新書)、『勇気ってなんだろう』(岩波ジュニア新書)ほか多数。共編著に『特捜検察は必要か』(岩波書店)など。

安東量子 Ryoko Ando

福島県いわき市在住。作家・NPO福島ダイアログ理事長。原発事故後の福島で、「福島のエートス」を立ち上げ放射線測定と対話をベースとした活動を継続。(福島のエートスは2020年に活動終了。) 並行して、論文執筆等の文筆活動も行う。地域に根ざした対話活動は、国際会議等でも発表し、ICRP(国際放射線防護委員会)の出版物(Publication 146)でも紹介されるなど国際的に高く評価されている。著書に、原発事故後のできごとを文学的エッセイとしてまとめた『海を撃つー福島・広島・ベラルーシにて』、共著に、いわき市末続地区での地域活動を記録した『末続アトラス 2011-2020: 原発から27km-狭間の地域が暮らしを取り戻す闘いの記録』、『福島はあなた自身』。現在もNPO法人福島ダイアログとして、国内外の団体から協力を得ながら福島県内での対話集会を継続中。

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2023/03/01 19:00
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