カフェに
行く
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一般 入場券3,000円
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学生 入場券2,500円
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友の会会員限定最前列席 入場券3,500円
ネットで
見る
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チャンネル会員無料
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一般1,485円
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チャンネル会員無料
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一般750円
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チャンネル会員無料
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一般1,500円
本イベントは、ゲンロンカフェでの会場観覧、またはシラス・ニコニコ生放送のゲンロン完全中継チャンネルからインターネット配信でご覧いただけます。
会場での当日券販売も行います。ただし、ご準備できる座席数に限りがございます。おはやめにPeatixでご予約いただくようお願いをいたします。Peatixでのお申込みは、イベント当日の開始時刻まで可能です。
【イベント概要】
2019年に『犬のかたちをしているもの』で第43回すばる文学賞を受賞し小説家デビューを果たした高瀬さんの小説には、妊娠や出産、職場での人間関係、結婚生活に悩む等身大の「わたしたち」が登場します。高瀬さんは、登場人物のひとりひとりが生きることに感じる煩わしさや憤りを、繰り返し、極めてリアルに、小説に描いています。
10月10日に発売された新刊『うるさいこの音の全部』では、ゲームセンターに勤めながら文学賞を受賞した兼業作家とその周囲の人間の関係性の変化が描かれます。「作家自身の経験が見事に小説に昇華され」たという本作は、主人公である兼業作家の「声にならない声」を通して、作者と小説が混ざり合う瞬間を、周囲の読者と作者自身の両面から映し出した大作です。
10月18日に発売される小川哲さんの新刊『君が手にするはずだった黄金について』の主人公は「小川哲」、作者本人です。作者自身のリアルな体験から執筆されたと思しきこの小説も、しかし「小説」の嘘が散りばめられています。周囲の承認欲求を隠さない人間たちを描きながら、主人公は「しかし小説家である自分と何が違うのか」と自問します。本作は、小川さんがなぜ小説家になったのかを様々な形で知ることができる一方で、何が本当なのかは謎のまま。『地図と拳』で第168回直木三十五賞を受賞したフィクションの名手が、この小説を、なぜ、いかにして書いたのか。
小川さんのリクエストにより、イベントに向けて「私小説的なるもの」をテーマにお互いへの課題図書が出されました。
小川さんからは、坂口安吾『風と光と二十の私と』と村上龍『村上龍映画小説集』の2冊。どちらも小説家による自伝的小説です。
高瀬さんからは、直木賞作家の井上荒野が実父の井上光晴と瀬戸内寂聴の関係をモデルに書いた『あちらにいる鬼』と、『文藝 2022年秋季号 私小説特集』に収められた「【特別企画 4月26日、金原ひとみとピクニックに行く】」で高瀬さん自身が書いた私小説。
イベントではこれらの課題図書をきっかけに、「私小説的なるもの」についてより深く思考しながら、それぞれの新刊について、作者と小説の境界線について、たっぷり語っていただきます。
会場では『うるさいこの音の全部』『君が手にするはずだった黄金について』の販売とサイン会も予定しております!
読書の秋をゲンロンカフェで楽しむイベントです。安心の司会・渡辺祐真(スケザネ)さんナビゲートですので、まだ読了前の方もどうぞお気軽にご来場ください
高瀬隼子『うるさいこの音の全部』(文藝春秋)
小川哲『君が手にするはずだった黄金について』(新潮社)
高瀬隼子 Junko Takase
1988年愛媛県生まれ。東京都在住。立命館大学文学部卒業。
2019年「犬のかたちをしているもの」で第43回すばる文学賞を受賞しデビュー。
2022年「おいしいごはんが食べられますように」で第167回芥川賞を受賞。
著書に『犬のかたちをしているもの』『水たまりで息をする』『おいしいごはんが食べられますように』『いい子のあくび』、『うるさいこの音の全部』(文藝春秋)がある。
小川哲 Satoshi Ogawa
1986年千葉県生まれ。東京大学大学院総合文化研究科博士課程退学。2015年に第3回ハヤカワSFコンテスト〈大賞〉を『ユートロニカのこちら側』で受賞し、デビューを果たす。その後のおもな著作に、『ゲームの王国』(ハヤカワ文庫JA、第38回日本SF大賞、第31回山本周五郎賞受賞)、『嘘と正典』(ハヤカワ文庫JA)、『地図と拳』(集英社、第168回直木賞、第13回山田風太郎賞受賞)、『君のクイズ』(朝日新聞出版、第76回日本推理作家協会賞[長編および連作短編集部門])、『君が手にするはずだった黄金について』(新潮社)、『スメラミシング』(河出書房新社)など。
渡辺祐真(スケザネ) Sukezane Watanabe
1992年生まれ。東京都出身。書評家、文筆家、書評系YouTuber、ゲーム作家。
2021年頃から副業として書評家等の活動を開始。2023年に株式会社スクウェア・エニックスを退職し、専業となる。
テレビやラジオなどの各種メディア出演、トークイベント、書店でのブックフェア、中学校や高等学校、大学、企業での講演会なども手掛けている。
毎日新聞文芸時評担当。TBSラジオ「こねくと」レギュラー。
著書に『物語のカギ』(笠間書院)。連載に『スピン/spin』(河出書房新社)、「短歌研究」(短歌研究社)など。文芸誌への寄稿のほか、書評、文庫の解説、エッセイなど多数。
YouTubeチャンネル「スケザネ図書館」を運営。
翻訳家Emily Balistrieriのアシスタントとして、森見登美彦『夜は短し歩けよ乙女』(”The Night Is Short, Walk on Girl”)などの翻訳を手掛けた。
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