革命と住宅と戦争と──ソ連型団地の謎、そして現在

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webゲンロンにイベントのレポート記事を掲載しています。ぜひお読みください。
記事URL= https://webgenron.com/articles/article20231229_021/

 

【イベント概要】

本田晃子さん『革命と住宅』の出版記念イベントを開催します。

著者の本田さんのほか、軍事評論家の小泉悠さん、ソ連・ロシアを舞台とした作品を多数手がけてきた漫画家の速水螺旋人さんをお招きします。
ソ連・ロシアの住宅と生活はどうなっているのか、革命や戦争は暮らしにどのような影響を与えたのか。ソ連・ロシアとそれぞれのかたちで関わってきたお三方に、現実と架空の革命、住宅、戦争について存分に語っていただきます。

『革命と住宅』では、ソ連という実験国家において、住宅政策がいかに人々の暮らしを規定していたか、そして日常生活がいかに住宅を超えていったかが描かれています。他方、「ソヴィエト宮殿」のように、ソ連のイデオロギーを建築に具現化させようと夢を見て、アンビルトに終わった建築も多々あります。住宅や建築をみると、ソ連の日常生活や精神生活がよく見えます。

どんな状況でも人は暮らしていきます。大祖国戦争時に、戦争と住宅、建築はどうだったのか。それらの記憶は現代にどう繋がっているのか。映画やマンガ、文学などのコンテンツにおける描かれ方についても大いに語られるはずです。
どうぞお楽しみに!

【本田晃子さんよりメッセージ】

今回のイベントでは、本来であれば軍事ネタについてお話を伺うべきおふたりに、大変贅沢にも(?)ソ連やロシアの建築について語っていただきます。
団地がお好きでロシアでもソ連型団地に住んでいらっしゃった小泉さん、ロシアの歴史や文化に造詣の深い速水さんの意外な経験や建築観、創作裏話など、いわゆる建築史研究とはちょっと違った視点から、ソ連とロシア建築を論じます!



本田晃子『革命と住宅』(ゲンロン)

小泉悠 Yu Koizumi

東京大学先端科学技術研究センター准教授。専門はロシアの軍事・安全保障政策。早稲田大学大学院政治学研究科(修士課程)修了後、民間企業勤務、外務省国際情報統括官組織専門分析員、ロシア科学アカデミー世界経済国際関係研究所客員研究員、公益財団法人未来工学研究所研究員などを経て現職。主著に『「帝国」ロシアの地政学』(東京堂出版)、『現代ロシアの軍事戦略』、『ウクライナ戦争』(ともにちくま新書)、『終わらない戦争』(文春新書)などがある。『「帝国」ロシアの地政学』が第41回サントリー学芸賞を受賞。

本田晃子 Akiko Honda

1979年岡山県岡山市生まれ。1998年、早稲田大学教育学部へ入学。2002年、東京大学大学院総合文化研究科超域文化科学表象文化論分野へ進学。2011年、同博士課程において博士号取得。日本学術振興会特別研究員、北海道大学スラブ・ユーラシア研究センター非常勤研究員、日露青年交流センター若手研究者等フェローシップなどを経て、現在は岡山大学社会文化科学研究科准教授。著書に『天体建築論 レオニドフとソ連邦の紙上建築時代』、『都市を上映せよ ソ連映画が築いたスターリニズムの建築空間』(いずれも東京大学出版会)、『革命と住宅』(ゲンロン)など。

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放送開始
2023/11/23 14:00
公開終了
2024/05/23 23:59
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