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一般 入場券3,000円
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学生 入場券2,500円
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webゲンロンに、イベントのレポート記事を掲載しています。ぜひお読みください。
「ウクライナでは戦争と日常が隣り合わせていた」
https://webgenron.com/articles/article20231213_01/
【イベント概要】
2023年の11月1日から18日にかけて、東浩紀と上田洋子はポーランド、ウクライナ、ドイツを周遊する取材旅行に出掛けてきました。テーマは「戦争と日常」、そして「記憶の政治」の現在です。ウクライナにはポーランドから陸路で入り、リビウとキーウ、あわせて7日間滞在しました。
ゲンロンは、2013年に『チェルノブイリ・ダークツーリズム・ガイド』を出版し、その後も2018年にかけてキーウとチョルノービリへのスタディツアーを5回開催してきました。ウクライナとは縁があり、ロシアとの戦争後もささやかながら支援を行なってきました。今回の取材でも、かつてツアーでガイドアシスタントをしてくれた方にお話を伺ってきました。
ウクライナについてはすでに多くの報道があり、ボランティアなどで滞在している方も数多くいます。けれども、なかなか「戦時下」の実態は見えてきません。ウクライナ戦争は、21世紀に入ってヨーロッパが初めて経験した大きな戦争であり、そこでは情報社会や消費社会の特性が軍事的なプロパガンダと奇妙なかたちで混在しています。そのような複雑な「戦時下」のすがたを、ゲンロンならではの視点で報告できたらと思います。
合わせてイベントでは、ポーランドとドイツで訪問した博物館や記念碑の解説、ベルリンで取材したアーティストの紹介なども行います。「記憶の政治」とはどのようなものなのか、そしてその政治が「戦時下」においてどのような機能を果たすのか、『ゲンロン』誌上などで東浩紀が展開している「悪の愚かさについて」と絡めてお話ししたいらと思います。
なお、このイベントに関連して、19日に「速報&お土産編」としてシラスで放送を行なっています。そちらの番組では、29日のイベントよりもくだけたかたちで、18日間に及ぶ旅の行程、現地で見つけた変なお土産物、おもしろエピソードなどを(あえて)「楽しく」ご紹介しています。そちらも合わせてご覧ください。
※2023年11月現在、ウクライナには外務省よりレベル4の退避勧告が出されています。弊社の取材は十分な注意を払って行なっています。渡航をお勧めする番組ではありません。
東浩紀 Hiroki Azuma
1971年東京生まれ。批評家・作家。東京大学大学院博士課程修了。博士(学術)。株式会社ゲンロン創業者。著書に『存在論的、郵便的』(第21回サントリー学芸賞)、『動物化するポストモダン』、『クォンタム・ファミリーズ』(第23回三島由紀夫賞)、『一般意志2.0』、『弱いつながり』(紀伊國屋じんぶん大賞2015)、『観光客の哲学』(第71回毎日出版文化賞)、『ゲンロン戦記』、『訂正可能性の哲学』など。
上田洋子 Yoko Ueda
撮影=Gottingham
1974年生まれ。ロシア文学者、ロシア語通訳・翻訳者。博士(文学)。ゲンロン代表。早稲田大学非常勤講師。2023年度日本ロシア文学会大賞受賞。著書に『ロシア宇宙主義』(共訳、河出書房新社、2024)、『プッシー・ライオットの革命』(監修、DU BOOKS、2018)、『歌舞伎と革命ロシア』(編著、森話社、2017)、『チェルノブイリ・ダークツーリズム・ガイド』(調査・監修、ゲンロン、2013)、『瞳孔の中 クルジジャノフスキイ作品集』(共訳、松籟社、2012)など。展示企画に「メイエルホリドの演劇と生涯:没後70年・復権55年」展(早稲田大学演劇博物館、2010)など。
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