カフェに
行く
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一般 入場券3,000円
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学生 入場券2,500円
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友の会会員限定最前列席 入場券3,500円
ネットで
見る
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チャンネル会員無料
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一般1,485円
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チャンネル会員無料
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一般1,500円
本イベントは、ゲンロンカフェでの会場観覧、またはシラス・ニコ生のゲンロン完全中継チャンネルからインターネット配信でご覧いただけます。
残席がある場合、会場での当日券販売も行います。ただし、ご準備できる座席数に限りがございます。おはやめにPeatixでご予約いただくようお願いをいたします。Peatixでのお申込みは、イベント当日の開始時刻まで可能です。
【イベント概要】
小川哲さんがホストを務める人気トークシリーズ「小川哲の文学BAR」第8弾は、ゲストにミュージシャン、作家であり、ロックバンド「クリープハイプ」のボーカル兼ギタリストの尾崎世界観さんをお迎えします。
今夏、文藝春秋より刊行された尾崎世界観さんの『転の声』は自身2回目の芥川賞候補作となりました。主人公はロックバンドのボーカリストであり、作中では「思うように声がでない」「エゴサーチがやめられない」などミュージシャンの心の内が赤裸々に語られています。SNSやライブチケットの転売サイトを通じて自身に「プレミア」の価値をつけようとする主人公の行く末を描く「バンド小説にしてエゴサ文学の到達点」であり、尾崎さんにしか描き得ない物語です。
10月10日に発売される小川哲さんの最新刊『スメラミシング』の表題作にもSNSの強い磁場が現れます。陰謀論者たちが崇拝するカリスマアカウント「スメラミシング」と、その投稿を解読する主人公。それらの登場人物たちがどのような人生を辿り現在にいたるのか、精緻にスリリングに描かれます。本書には他に宗教や神をテーマとした物語が収録され、人間が何を信じることによって救われようとするのかを問う「現代の黙示録的作品集」になっています。
イベントでは、SNSをモチーフにした二作についてお話をうかがいながら、おふたりの小説を書くうえでの共通点や、小説の成り立ちについて、ざっくばらんに語らっていただきます。
また、尾崎さんとヤクルトスワローズ青木宣親選手の対話集『青木世界観』も9月に発売されたばかり。尾崎さんはそこで『転の声』の主人公にも通づるミュージシャンとしての自身の悩みも打ち明けています。今回は、本書のテーマにもなった「チャンス」「才能」「技術」「数字」「失敗」「コミュニケーション」「継続」「勝利」「引退」についても、おふたりそれぞれにお話しいただきたいと思います!
小説について、あるいは生き方について、尾崎世界観さんと小川哲さんが語り合うスペシャルナイトです。どうぞお見逃しなく。
小川哲『スメラミシング』(河出書房新社)
当日会場では小川哲『スメラミシング』、尾崎世界観『転の声』『青木世界観』『私語と』(文庫版)の販売を予定しております。
※サイン会はございませんので、ご了承ください。
尾崎世界観 Sekaikan Ozaki
1984年東京都生まれ。ロックバンド「クリープハイプ」のボーカル・ギター。2012年、アルバム『死ぬまで一生愛されてると思ってたよ』でメジャーデビュー。2024年11月に、キャリア史上最大規模の会場となるKアリーナ横浜で、現メンバー15周年記念公演「2024年11月16日」を行う。執筆活動も行い、2016年に初小説『祐介』を上梓。その他の著書に『苦汁100%』『苦汁200%』『泣きたくなるほど嬉しい日々に』『私語と』など。2020年『母影』に続き、2024年『転の声』でも芥川賞候補に選出された。
小川哲 Satoshi Ogawa
1986年千葉県生まれ。東京大学大学院総合文化研究科博士課程退学。2015年に第3回ハヤカワSFコンテスト〈大賞〉を『ユートロニカのこちら側』で受賞し、デビューを果たす。その後のおもな著作に、『ゲームの王国』(ハヤカワ文庫JA、第38回日本SF大賞、第31回山本周五郎賞受賞)、『嘘と正典』(ハヤカワ文庫JA)、『地図と拳』(集英社、第168回直木賞、第13回山田風太郎賞受賞)、『君のクイズ』(朝日新聞出版、第76回日本推理作家協会賞[長編および連作短編集部門])、『君が手にするはずだった黄金について』(新潮社)、『スメラミシング』(河出書房新社)など。