カフェに
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友の会会員限定最前列席 前売券2,600円
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友の会会員 前売券2,100円
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友の会会員 当日券2,600円
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一般 前売券2,600円
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チャンネル会員無料
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一般500円
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チャンネル会員無料
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一般823円
【イベント概要】
上映作品:
大山慶『ゆきちゃん』
和田淳『鼻の日』
水江未来『MODERN』
当日のレジュメはこちらからダウンロードいただけます→http://genron.co.jp/download/20140713_CALF.pdf
インディペンデント・レーベルCALFは、2010年に若手の短編アニメーション作家3人(大山慶、和田淳、水江未来)と研究者(土居伸彰)で結成された。当初、日本のインディペンデント・アニメーション作家のDVDをリリースし、日本のみならず世界へと流通させていくことを目的としていたCALFは、その実践を重ねるなかで形態を変えながら、2014年現在、活動の幅を広げつつある。その活動の根本にあるのは、1960年の久里洋二、柳原良平、真鍋博による「アニメーション三人の会」結成以降、前衛美術やインディペンデント映画などの近接する分野と、時代によってさまざまなかたちで絡みながら着々と引き継がれてきた日本における個人制作/インディペンデント・アニメーションの歴史の継続と拡大である。
CALFがサポートするアニメーションは、個人スタジオで誰の依頼でもなく自主的に作られてきたものだったり、国営スタジオの庇護のもと作られていたり、言うなればポピュラー・カルチャーの一部では「なかった」アニメーションである。かと言って現代美術の文脈にも包摂されなかった短編アニメーションの立ち位置は、なんとも微妙である。とはいえ、インターネットの隆盛によりアニメーションをめぐる環境が変化し、「メディア芸術」などをキーワードとした宣伝・配給のシステムが機能し始めた現在、むしろさまざまな文脈との接合の可能性があるはずだ。
こうした背景があるなか、CALFはどのように日本の短編アニメーションを世界に発信し、逆に海外の最新の成果を日本に紹介しようとしてきたのか。そもそも短編アニメーションとは何で、その可能性はどこにあるのか。日本の短編アニメーションの力とはどういったものなのか。
各国の権威ある映画祭に招かれ特集上映が行われるなど、国際的に注目を浴びるCALFは、一方で、「変態(メタモルフォーゼ)アニメーションナイト」や「GEORAMA」といった企画を通じて海外の最新の成果を日本に紹介してきた。一般的な定義が与えられていないジャンルだからこその柔軟な立ち位置が、一定の成果を上げ、じわじわとローカルに相互の認知を深めている。 司会を務める美術家の梅沢和木は、以前、大山慶や和田淳の存在にインスパイアされ、短編アニメーションを制作していた。プライベートな表現としての側面を守りつつ、インディペンデントな活動形態を保ち、また一方でそれを可能な限りパブリックに広げようとするCALFの活動を通じて、アニメーションをめぐって絡み合うさまざまなコンテクストを紐ほどく。梅沢は夏にニューヨークでの展示を控えており、コンテンツの国際的な流通に関しても、生産的な議論がなされるだろう。
なお、土居伸彰は2011年にカオス*ラウンジ黒瀬陽平とアート・アニメーションを巡る本質的な議論を行っている。本イベントは、まとめサイトに記録されたこの議論の再開となるものと位置づけられるだろう。
梅沢和木の短編アニメーション作品 「眼が生る」2006年、ビデオ・アニメーション、5分
http://umelabo.info/works/010meganaru/000.html
「変態アニメーションナイト」ポスター
大山慶 Kei Oyama
映像作家、合同会社CALF代表。クローズアップ写真のコラージュという独特の手法により、オリジナリティの高いアニメーション表現を確立。『診察室』(05)はカンヌ国際映画祭監督週間にて上映、アルスエレクトロニカ佳作を受賞。『HAND SOAP』(08)はオランダ国際アニメーション映画祭グランプリ、広島国際アニメーション映画祭優秀賞、オーバーハウゼン国際短編映画祭映画祭賞など、歴史ある数々の国際映画祭で多数受賞。現在、最新作『放課後』を鋭意制作中。
土居伸彰 Nobuaki Doi
1981年東京生まれ。株式会社ニューディアー代表、ひろしまアニメーションシーズン(ひろしま国際平和文化祭 メディア芸術部門)プロデューサー。アニメーションに関する研究、執筆、配給、イベント企画運営、プロデュースおよび制作に携わる。国際アニメーション映画祭での日本アニメーション特集キュレーターや審査員経験多数。著書に『個人的なハーモニー ノルシュテインと現代アニメーション論』、『21世紀のアニメーションがわかる本』(いずれもフィルムアート社)、『私たちにはわかってる。アニメーションが世界で最も重要だって』(青土社)、『新海誠 国民的アニメ作家の誕生』(集英社新書、2022年10月発売)。2023年7月より企画・プロデュースするTVシリーズ『いきものさん』(和田淳監督)が、MBS/TBS系 全国28局で放送。
梅沢和木 Kazuki Umezawa
撮影:水津拓海(rhythmsift)
1985年生まれ。美術家。武蔵野美術大学映像学科卒業。ネット上の画像を集め再構築し、アナログとデジタル、現実と虚構の境目を探る作品を制作し発表している。2013年に「LOVE展:アートにみる愛のかたち―シャガールから草間彌生、初音ミクまで」、「手塚治虫×石ノ森章太郎 マンガのちから」などの展示に参加。2010年に個展「エターナルフォース画像コア」、2012年に個展「大地と水と無主物コア」を開催。CASHIおよびカオス*ラウンジに所属。
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