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一般823円
※ニコニコ生放送では10:00 ~ 12:00までの【講義1】のみ中継します。
【イベント概要】
day1 5/25(日)
10:00-12:00 【講義1】黒瀬陽平講義「新たな日本現代美術史のために」
13:00-15:00 【講義2】黒瀬陽平講義「徹底解剖!スーパーフラット」 講師:黒瀬陽平
「スーパーフラット」は、単に現代文化を反映したコンセプトであるだけでなく、オタク文化から狩野派までを繋ぐことのできる日本美術史としての歴史意識を持っていた。「ポスト・スーパーフラット」を考えるにあたって、この歴史意識は決して無碍に切り捨ててはならない。前半の講義では、岡倉天心、矢代幸雄、岡本太郎、梅原猛らの言説を批評的に読み直すことで、震災後の情報社会、ネットカルチャー論に接続可能な、まったく新しい日本現代美術史の枠組みを提案する。また、後半講義では、実際の村上隆作品を具体的に分析し、そこに隠されたコンテクストを明らかにすることで、より実践的な作品論を学ぶと同時に「スーパーフラット」の脱構築を試みる。
ポストスーパーフラット・アートスクール「きみも村上隆を超えてみないか?」 校長:黒瀬陽平
【イベント後記】
黒瀬陽平 Yohei Kurose
1983年生まれ。美術家、美術評論家。ゲンロン カオス*ラウンジ 新芸術校主任講師。東京藝術大学大学院美術研究科博士後期課程修了。博士(美術)。2010年から梅沢和木、藤城嘘らとともにアーティストグループ「カオス*ラウンジ」を結成し、展覧会やイベントなどをキュレーションしている。主なキュレーション作品に「破滅*ラウンジ」(2010年)、「キャラクラッシュ!」(2014年)、「カオス*ラウンジ新芸術祭2015『市街劇 怒りの日』」(2015年)など。「瀬戸内国際芸術祭2016」にカオス*ラウンジとして参加。著書に『情報社会の情念』(NHK出版)。