これからのやおい穴の話をしよう

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  • 入場券
    2,500円

【イベント概要】

やおい穴。
BL界ではごく当たり前に語られる、この未知なる穴については、これまでにも「アナルと陰嚢の間にあるとされる幻の性交器官である」「いや、誰にでもついてる肛門だろ」など諸説が囁かれてきた。

一方、現実のゲイやマゾヒストや女装者にとってのアナルも、じつは訓練次第で男性の肉体に甘美な悦楽をもたらす器官であり「その内側には秘めたる7つの性感ポイントが隠されている」という神秘的な説も。

やおい穴とアナル。この2つの「穴」は似て非なるものなのか。それとも同じものなのか? を、ホモソーシャルの巣窟・ゲンロンカフェにて真面目に徹底討論。
お尻の穴から現代の日本を覗き見ることで、女と男のあいだの暗くて深い河が、じつはそれほど暗くも深くもないことがわかるかもしれない。わからないかもしれない……。

登壇するのは、
痴女AVや女装娘AVのディレクターであり、ノンケなのになぜか男性アナルの開発に情熱を傾ける二村ヒトシ氏、
『ユリイカ』ボーイズラブ特集への寄稿をはじめ、やおい・BL・同人誌研究家として知られる社会学者の金田淳子氏、
そして、「久谷女子」などの同人サークルに参加し、文筆家・編集者として活躍する岡田育氏。

AV監督が語るリアル男子の「穴」。
やおい・BLサイドから見た「穴」。
2つの「穴」が交差する日本初の歴史的イベント(多分)を、お見逃しなく! 
腐女子や一般女子はもちろん、男性客も大歓迎。

 

二村ヒトシ Hitoshi Nimura

1964年生まれ。慶應義塾大学文学部中退。アダルトビデオ監督。女性が主導権をもって男性を愛撫する「痴女」、男優が登場しない「レズ」、女性が登場しない「女装美少年」などのジャンルの演出手法を確立した。 著書に『すべてはモテるためである』『なぜあなたは「愛してくれない人」を好きになるのか』(共に文庫ぎんが堂)、『僕たちは愛されることを教わってきたはずだったのに』(KADOKAWA)、共著に『どうすれば愛しあえるのーー幸せな性愛のヒント』(KKベストセラーズ)、『オトコのカラダはキモチいい』(角川文庫)、『欲望会議 「超」ポリコレ宣言』(KADOKAWA)、『日本人はもうセックスしなくなるのかもしれない』(幻冬舎文庫)など。

金田淳子 Junko Kaneda

73年富山県生れ。生来のオタク・腐女子気質が、小学校時に見た「キャプテン翼」やおい同人誌で開花。東大法学部も出たけれど、自分に素直になり、やおい・ボーイズラブ・同人誌研究を志して今に至る。佐藤健二氏・吉見俊哉氏との共著『文化の社会学』で女性向け同人誌について担当。また文芸誌「ユリイカ」のBLやマンガの特集号に寄稿・参加。ヒゲ、老人、年下攻めなどが大好物だが、マイブームは進撃のリヴァイ兵長。

岡田育 Iku Okada

編集者・文筆家。1980年東京都生まれ。慶應義塾大学大学院政策・メディア研究科修士課程修了。中央公論新社で雑誌『婦人公論』や文芸書籍の編集に携わり、「アダルトグッズ評論家」の異名を得て2012年に退社。文化系WEB女子集団「久谷女子」メンバー。単著に『ハジの多い人生』、連載エッセイに「嫁へ行くつもりじゃなかった」ほか。CX系の情報番組『とくダネ!』コメンテーターとして出演中。

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