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【イベント概要】
『福島第一原発観光地化計画』は、ゲンロンを母体に進めているリサ―チプロジェクト。25年後に福島第一原発の事故跡地で除染が十分進んでいることを前提に、同地の「観光地化」の可能性について考える計画だ。詳しくはこちら。
本講座では、今夏発売の『思想地図β4』での特集に先駆け、毎回異なったゲストをお招きしてのトークショーや講演を開催。賛否含め反響を呼んだフクイチ計画について、その展望や最新情報をお届けする。
第2回のゲストは、昨年末から福島第一原発観光地化計画に加わった、観光学者の井出明氏。井出氏は、1990年代のヨーロッパで提唱された「ダークツーリズム」という新しい観光形態を、東北地域の復興に結びつけるべきだと言う。本講義では、ダークツーリズムの基本概念を紹介したのち、日本でこの概念について積極的に研究する意義をお伝えする。今、世界の観光学では何が議論されているのか、最先端の知見を期待して頂きたい。
井出明 Akira Ide
追手門学院大学経営学部准教授。京都大学大学院情報学研究科博士後期課程指導認定退学。博士(情報学)。阪神・淡路大震災の復興の経験に基づき、東日本大震災の復興について観光面から論考を発表し続けている。方法論としては、「あえて地域の悲しみのを跡をたどる」というダークツーリズムの展開を提唱し、大きな注目を集めた。フィールド調査を重視しており、スマトラ島沖地震における津波被害からの復興や、ヨーロッパにおける第二次大戦の悲しみの継承手法など、世界中のダークツーリズムの事例に精通している。福島第一原発観光地化計画のコアメンバーでもあり、『ゲンロン』で「ダークツーリズム入門」を連載中。