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友の会会員 前売券2,000円
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友の会会員 当日券2,500円
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【イベント概要】
巻上公一といえば、超歌唱の音楽家。声を自由自在に操るのみならず、テルミンや口琴、それにありとあらゆる楽器と非楽器を用いて空間に音楽を生み出す超パフォーマー。のみならず、彼が率いるヒカシューの楽曲では、言葉が意味を超えて結びつき、奇妙な音楽詩となって聴くひとに作用してきます。そしてまったく奇想天外な即興。われわれの感性や人間の固定概念やパターンを超えて果てしなく広がっていくその世界は、どのように生まれ、育っていくのでしょうか。
今回のトークショーではジャーナリストの津田大介、ロシア文学者で通訳・翻訳者の上田洋子という、言葉を表現とコミュニケーションの手段とする二人が、巻上公一の超音楽の謎を探ります。言葉を超えた音楽だからこそ、言葉で解き明かしてみたい!ひょっとすると即興の技法は、インタビューや通訳に応用できるかもしれない! そんな欲望を全開に、巻上公一を質問攻め!!!
もちろん、パフォーマンスもおねだりしちゃいます!
巻上公一 Koichi Makigami
デビュー40年を迎えたヒカシューのリーダーをつとめながら、ニューヨークからモスクワ、オセアニアまでを飛び回る世界的なアーティストである。民族音楽にも精通しており、ユダヤ音楽のクレズマーをイディッシュ語で歌い、巧みに口琴を操り、2017年トゥバ共和国国際ホーメイコンテストでは優勝も果した。日本トゥバホーメイ協会会長を20年間務める。
プロデューサーとして、Jazz Art せんがわをはじめ、ジョン・ゾーンズ・コブラ、湯河原現代音楽フェスティバル、熱海未来音楽祭など多数。作詩作曲はもちろん、テルミン、コルネット、尺八からエレクトロニクスなど多くの楽器を演奏し、コラボレーションも精力的に行っている。歌らしい歌から歌にもならないものまで歌う歌唱力には定評があり、それらの音楽要素を駆使する演劇パフォーマンスのクリエーターとしても活躍している。
最新アルバムは『TOKYO TAIGA』(tzadik)。ソロヴォイス作品に『KUCHINOHA』『KOEDARAKE』、口琴作品に『ELECTRIC EEL』(3作共にtzadik)、テルミン作品に『月下のエーテル』(doubt music)、歌のアルバムに『民族の祭典』『殺しのブルース』(東芝EMI)など多数。ヒカシューの新作はライブアルバム『絶景』はじめ『ヒカシュー20世紀ベスト』『ヒカシュー21世紀ベスト』。
http://www.makigami.com/
津田大介 Daisuke Tsuda
1973年生まれ。東京都出身。早稲田大学社会科学部卒。 大阪経済大学客員教授。早稲田大学大学院政治学研究科ジャーナリズムコース非常勤講師。東京工業大学リベラルアーツセンター非常勤講師。一般社団法人インターネットユーザー協会(MIAU)代表理事。メディア、ジャーナリズム、IT・ネットサービス、コンテンツビジネス、著作権問題などを専門分野に執筆活動を行う。ソーシャルメディアを利用した新しいジャーナリズムをさまざまな形で実践。ポップカルチャーのニュースサイト「ナタリー」の創業・運営にも携わる。 世界経済フォーラム(ダボス会議)「ヤング・グローバル・リーダーズ2013」選出。主な著書に『ウェブで政治を動かす!』(朝日新書)、『動員の革命』(中公新書ラクレ)、『情報の呼吸法』(朝日出版社)、『Twitter社会論』(洋泉社新書)、『未来型サバイバル音楽論』(中公新書ラクレ)ほか。2018年11月13日に『情報戦争を生き抜く』(朝日新書)を刊行。2011年9月より週刊有料メールマガジン「メディアの現場」を配信中。
上田洋子 Yoko Ueda
撮影=Gottingham
1974年生まれ。ロシア文学者、ロシア語通訳・翻訳者。博士(文学)。ゲンロン代表。早稲田大学非常勤講師。2023年度日本ロシア文学会大賞受賞。著書に『ロシア宇宙主義』(共訳、河出書房新社、2024)、『プッシー・ライオットの革命』(監修、DU BOOKS、2018)、『歌舞伎と革命ロシア』(編著、森話社、2017)、『チェルノブイリ・ダークツーリズム・ガイド』(調査・監修、ゲンロン、2013)、『瞳孔の中 クルジジャノフスキイ作品集』(共訳、松籟社、2012)など。展示企画に「メイエルホリドの演劇と生涯:没後70年・復権55年」展(早稲田大学演劇博物館、2010)など。