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友の会会員限定最前列席 前売券2,600円
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友の会会員 前売券2,100円
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一般 前売券2,600円
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【イベント概要】
社会問題化する「ネトウヨ」。在特会の活動が注目を集め、「ヘイトスピーチ」が流行語となり、書店には嫌韓・日本賛美の書籍が並ぶ。
村上裕一の新著『ネトウヨ化する日本』では、この新たな保守層を「フロート(新中間大衆)」と名づけている。フロートは思想的なバックボーンを持っているわけではない。周囲の空気を読み、情報の真偽よりも臨場感を重視し、まとめサイトの動員に従って行動する。
当初は2ちゃんねる的な「あえてネタに乗る」アイロニーでふるまっているつもりでも、いつしか「あえて」であったことを忘却してしまう。その結果起こるのが、「炎上」と呼ばれる過剰に道徳的な反応である。では私たちは、そのような大衆にどのように向き合うべきなのだろうか?
村上は、「決断」を迫るアイロニーに対抗するには「逡巡」のためのヒューモアが必要であり、それこそが「文学」の役割だと説く。しかし、そもそもはそんな「文学」が機能しないからこそ、この過剰なアイロニーの世界は生まれたのではなかったか?ゼロ年代批評はネトウヨに勝てるのか?
気鋭の批評家村上裕一と、道場主の東浩紀が対峙する初めての公開対談。現代における「文学」の役割を再考し、ネトウヨの陥穽から出る処方箋を探る。
村上裕一 Yuichi Murakami
1984年生。批評家。株式会社梵天代表。批評家。著書に『ゴーストの条件 クラウドを巡礼する想像力』(講談社)、『ネトウヨ化する日本 暴走する共感とネット時代の「新中間大衆」』(KADOKAWA)。
東浩紀 Hiroki Azuma
1971年東京生まれ。批評家・作家。東京大学大学院博士課程修了。博士(学術)。株式会社ゲンロン創業者。著書に『存在論的、郵便的』(第21回サントリー学芸賞)、『動物化するポストモダン』、『クォンタム・ファミリーズ』(第23回三島由紀夫賞)、『一般意志2.0』、『弱いつながり』(紀伊國屋じんぶん大賞2015)、『観光客の哲学』(第71回毎日出版文化賞)、『ゲンロン戦記』、『訂正可能性の哲学』など。