ポストスーパーフラット・アートスクール#3三瀬夏之介と語る「震災後の〈東北画〉」

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※ニコニコ生放送では前半の講義のみ中継します。

【イベント概要】

day3 6/8(日)
10:00-12:00 【講義3】三瀬夏之介と語る「震災後の〈東北画〉」
13:00-15:00 【ワークショップ1】 講師:黒瀬陽平+三瀬夏之介

「スーパーフラット」は「日本画」という概念のアップデートに他ならないが、三瀬夏之介は「スーパーフラット」とは異なるコンセプトで「日本画」をアップデートしてきた稀有な画家である。三瀬はかねてより、日本的なモチーフを解釈し描く作家として知られていたが、2009年に山形に移り住み「東北画」という概念を提唱するなど、「日本画」という概念の拡張を続けている。とりわけ興味深いのは2003年から描いては接ぎ合わせを繰り返している《奇景》と名づけられた巨大な作品で、現在は50mを超える長さにまでなっている。《奇景》はその巨大さ、日本的モチーフの選択などにおいて、村上隆の《五百羅漢図》と比較すべき作品だろう。前半講義では、三瀬氏に自身の活動を紹介してもらいながら、震災後にイメージを描くことについて議論してゆく。後半は、三瀬氏から出される「お題」を受けて小作品を制作するワークショップ&講評会。

ポストスーパーフラット・アートスクール「きみも村上隆を超えてみないか?」 校長:黒瀬陽平

http://genron-exhibitions.tumblr.com/post/95838382301/6-8

黒瀬陽平 Yohei Kurose

1983年生まれ。美術家、美術評論家。ゲンロン カオス*ラウンジ 新芸術校主任講師。東京藝術大学大学院美術研究科博士後期課程修了。博士(美術)。2010年から梅沢和木、藤城嘘らとともにアーティストグループ「カオス*ラウンジ」を結成し、展覧会やイベントなどをキュレーションしている。主なキュレーション作品に「破滅*ラウンジ」(2010年)、「キャラクラッシュ!」(2014年)、「カオス*ラウンジ新芸術祭2015『市街劇 怒りの日』」(2015年)など。「瀬戸内国際芸術祭2016」にカオス*ラウンジとして参加。著書に『情報社会の情念』(NHK出版)。

三瀬夏之介 Natsunosuke Mise

奈良県生まれ。美術家。1999年に京都市立芸術大学大学院を修了。2006年に五島記念文化賞美術新人賞を受賞し、2007~08年には五島記念文化財団の研修員としてフィレンツェに滞在。2009年にVOCA賞、同年京都市芸術新人賞、2012年に第5回東山魁夷記念日経日本画大賞展選考委員特別賞を受賞した。2009年からは東北芸術工科大学芸術学部教授として、同大のある山形を拠点に制作を続けている。近年は「東北画は可能か?」という表現活動において東北地域における美術の可能性を探っている。

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放送開始
2014/06/08 10:00
タイムシフト視聴終了
2014/06/15 18:00