カフェに
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友の会会員限定最前列席 前売券2,600円
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友の会会員 前売券2,100円
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友の会会員 当日券2,600円
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一般 前売券2,600円
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一般 当日券3,100円
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レンタル(7日間)600円
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【イベント概要】
20世紀は「デザイン」の時代でした。デザインによって世界を豊かにする、世界を作り変えるということが信じられていた時代でした。その発想の根源にあるロシアアヴァンギャルドは、写真や映画といったニューメディアの登場、未来派やキュビズムといった新しい芸術運動やロシア革命、第一次世界大戦などが平行して起こる混沌とした時代を背景に1910年代に突如現れました。例えばエル・リシツキーは前述のニューメディアの登場を受け、オールドメディアとしての「本」を再解釈します。そのなかから20年代当時に「途切れなく連続するページ」や「電子図書館」といったキーワードを出していてそのまま現在につながるような発想を数多く持っていました。
20年代後半にはロシア国内で形式主義として批判され運動自体は縮小しましたが、ヨーロッパではバウハウスやデステイルなどに展開し、またそこで学んだひとたちが大戦中にアメリカに亡命したり、国やイデオロギーを超えてばらばらと受け継がれていったのはご存知の通りです。
一方20世紀を経た今、彼らのように楽観的に純粋にデザインについて語ることが難しくなってきます。1980年代からZONE BOOKSやレム・コールハースとの仕事で注目されていたカナダのデザイナー、ブルース・マウは2005年の『MASSIVE CHANGE』という展覧会で、「デザイン」に覆い尽くされた我々の環境を「新しい自然」としてとらえます。「自然」というのはつまり目に見えなくなっているということです。本質的にデザインは不可視であることを求めますよね。例えば、私たちが意識せずに道具やシステムを使えるというのはデザインの力に他なりません。もちろんその中にはバイオテクノロジーや原子力なんかも含まれてきます。20年代初頭、バウハウスのマルセル・ブロイヤーは「人間は将来空気の椅子に座る」と予言したそうです。つまりSFめいたその言葉通りの世界になったのかもしれません。気づけば「デザインによるユートピア」はそんなふうにぼんやりと成し遂げられてしまいました。
「デザインによるユートピアとポストユートピア」というテーマは、そのような時間軸をイメージしています。とはいえ、デーマがテーマであまりに広大すぎるので、今回はブックデザインやその周辺の話をメインにしようかと思っています。リシツキーから考えるデザインは本当に面白いので是非ご参加ください。(加藤賢策)
【イベント後記】
加藤賢策 Kensaku Kato
1975年生まれ。株式会社ラボラトリーズ 代表取締役。アートディレクター/グラフィックデザイナー。武蔵野美術大学・女子美術大学非常勤講師。
2002年同武蔵野美術大学大学大学院視覚伝達デザインコース修了(プログラミングによるダイアグラム/地図の研究)。2006年株式会社東京ピストル設立。同社退社後2013年7月株式会社ラボラトリーズ設立。アートディレクター/デザイナーとしてグラフィックデザイン、ブックデザイン、WEBデザイン、サインデザインなどを手がける。主な領域はアートや建築、思想など。2012年よりゲンロンのアートディレクションを務める。日々の仕事の傍らデザインとユートピア/ポストユートピアをテーマに研究会を開催中。
上田洋子 Yoko Ueda
撮影=Gottingham
1974年生まれ。ロシア文学者、ロシア語通訳・翻訳者。博士(文学)。ゲンロン代表。早稲田大学非常勤講師。2023年度日本ロシア文学会大賞受賞。著書に『ロシア宇宙主義』(共訳、河出書房新社、2024)、『プッシー・ライオットの革命』(監修、DU BOOKS、2018)、『歌舞伎と革命ロシア』(編著、森話社、2017)、『チェルノブイリ・ダークツーリズム・ガイド』(調査・監修、ゲンロン、2013)、『瞳孔の中 クルジジャノフスキイ作品集』(共訳、松籟社、2012)など。展示企画に「メイエルホリドの演劇と生涯:没後70年・復権55年」展(早稲田大学演劇博物館、2010)など。
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友の会会員限定最前列席 前売券2,600円
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- 放送開始
- 2020/04/09 12:00
- タイムシフト視聴終了
- 2020/04/16 23:59
- 放送開始
- 2020/01/24 13:00
- タイムシフト視聴終了
- 2020/01/31 18:00
- 放送開始
- 2015/10/01 00:00
- タイムシフト視聴終了
- 放送開始
- 2015/08/07 23:00
- タイムシフト視聴終了
- 2015/08/14 18:00