愛国コンテンツの未来学#2太平洋戦争開戦73周年──統制美と娯楽のプロパガンダ芸術を鑑賞する

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【イベント概要】

真珠湾攻撃73周年を前に、軍事外交のハードパワーではなく、娯楽文化のソフトパワーからアジア太平洋戦争を捉え直す。
戦時下は、とかく軍部独裁の暗黒時代だったと考えられがちである。その一面もあるとはいえ、当時の民衆は、レコード、イラスト、映画、紙芝居、演劇などナショナリズムを煽る「愛国コンテンツ」を楽しんで消費して、戦争にのめり込んだという面も否定できない。

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少女雑誌に掲載された「戦友の唄」。「昼は並んで、夜は抱き合うて」とBL風。このような少女雑誌までプロパガンダに活用された。
(『少女倶楽部』1938年2月号より)

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ポリドール(現在のユニバーサルミュージック)が発売したレコード「爆弾位は手で受けよ」(1941年6月新譜。藤田まさと作詞、江口夜詩作曲)。
レコード会社も人気歌手を投入して、国策の要請に応えた。(画像は保利透氏提供)
とはいえ、今日の我々がYouTubeなどで戦前のコンテンツを見ても単に退屈なものに映ってしまうだけだろう。またそもそも普段まじまじとプロパガンダ芸術を見る機会もないに違いない。
そこで、「大東亜戦争」開戦73周年にあたる今回は、20年近くプロパガンダ芸術を消費し尽くし、現在の生きているプロパガンダを見るために北朝鮮に渡航してきた私が、どこにその魅力があったのかを徹底的に検証してみたい。映像や画像や音声も豊富に流す予定。きっと、今までとは違ったソフトパワーの戦争の姿が浮かび上がってくるはずである。

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平壌で販売されていた「金日成朝鮮」切手集。
(本イベントでは、連続講義の2回めに当たるが、前回の参加がなくてもまったく問題ない。)

 

【イベント後記】

http://genron-lectures.tumblr.com/post/104839493018/12-5

辻田真佐憲 Masanori Tsujita

1984年、大阪府生まれ。評論家・近現代史研究者。慶應義塾大学文学部卒業、同大学院文学研究科中退。政治と文化芸術の関係を主なテーマに、著述、調査、評論、レビュー、インタビューなどを幅広く手がけている。単著に『「戦前」の正体』(講談社現代新書)、『防衛省の研究』(朝日新書)、『超空気支配社会』『古関裕而の昭和史』『文部省の研究』(文春新書)、『天皇のお言葉』『大本営発表』(幻冬舎新書)、『空気の検閲』(光文社新書)、共著に『教養としての歴史問題』(東洋経済新報社)、『新プロパガンダ論』(ゲンロン)などがある。監修に『満洲帝国ビジュアル大全』(洋泉社)、『文藝春秋が見た戦争と日本人』(文藝春秋)など多数。軍事史学会正会員、日本文藝家協会会員。

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放送開始
2014/12/05 19:00
タイムシフト視聴終了
2014/12/12 18:00