愛国コンテンツの未来学#4政治と芸術に正しい関係は存在するか?──『ふしぎな君が代』(幻冬舎新書)刊行記念

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【イベント概要】

近年、政治と芸術の関係が議論になっている。2015年6月には、それを象徴するふたつのできごとがあった。
ひとつは、16日に、下村博文文科相が国立大学学長に対して、入学式と卒業式において国旗を掲揚し、国歌を斉唱するよう要請を行ったこと。もうひとつは、25日に、自民党の勉強会「文化芸術懇話会」において「心を打つ『政策芸術』」という言葉が掲げられたことである。後者については、ある種のプロパガンダ芸術の萌芽ではないかとの批判を招いた。
芸術は政治の道具ではない。その主張が正しい一方で、芸術が政治から完全に無縁であることもまた現実的ではない。それゆえ、政治を完全に排除するのではなく、政治と芸術が関係することを認めながら、その関係を適切に管理し、運用していくことが求められているのではないだろうか。
その点、「君が代」をめぐる問題は、この政治と芸術の関係を考える上で、モデルケースとなりうる。というのも、国歌とは政治的であり、また芸術的であることを運命づけられた存在だからである。しかも「君が代」は、国歌として100年以上の歴史を持ち、長らく政治と芸術の問題を抱え続けてきた。この点でも、その歴史は今日教えるところが大きいだろう。
そこで今回は、来たる「政治の時代」に向けて、「君が代」を通じて、政治と芸術の適切な関係を考える機会としたい。

以下写真は、身近にある「君が代」関係地の例。

 

1.JR飯田橋駅前の富士見町教会前の広場は、実は「君が代」が作曲された場所でもある。
20150826-1

 

2.横浜市中区の妙香寺。ここには「国歌君が代発祥の地」という碑文が立っている。
20150826-2

 

3.岐阜県揖斐川町に所在する「さざれ石公園」のさざれ石。向かって右側には中曽根康弘揮毫になる「国歌君が代発祥の地」という碑文がある。
20150826-3

 

【イベント後記】


 

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togetter

辻田真佐憲 Masanori Tsujita

1984年、大阪府生まれ。評論家・近現代史研究者。慶應義塾大学文学部卒業、同大学院文学研究科中退。政治と文化芸術の関係を主なテーマに、著述、調査、評論、レビュー、インタビューなどを幅広く手がけている。単著に『「戦前」の正体』(講談社現代新書)、『防衛省の研究』(朝日新書)、『超空気支配社会』『古関裕而の昭和史』『文部省の研究』(文春新書)、『天皇のお言葉』『大本営発表』(幻冬舎新書)、『空気の検閲』(光文社新書)、共著に『教養としての歴史問題』(東洋経済新報社)、『新プロパガンダ論』(ゲンロン)などがある。監修に『満洲帝国ビジュアル大全』(洋泉社)、『文藝春秋が見た戦争と日本人』(文藝春秋)など多数。軍事史学会正会員、日本文藝家協会会員。

鈴木邦男 Kunio Suzuki

1943年、福島県郡山市生まれ。著述家・政治活動家。67年、早稲田大学政治経済学部卒業。早稲田大学時代から右翼・民族派運動に関わる。産経新聞社勤務を経て、1972年「一水会」を結成、代表に。1999年12月に一水会代表を辞し、顧問になる。著書に『「連合赤軍は新選組だ!』『鈴木邦男の読書術』『読書大戦争』『テロ』(以上、彩流社)、『公安警察の手口』『右翼は言論の敵か』(以上、ちくま新書)、『愛国者は信用できるか』(講談社現代新書)、『愛国と米国』(平凡社新書)、『反逆の作法』(河出書房新社)、『いま語らねばならない戦前史の真相』(孫崎享との共著、現代書館)、『慨世の遠吠え』(内田樹との共著、鹿砦社)、『愛国者の憂鬱』(坂本龍一との共著、金曜日)などがある。

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放送開始
2016/01/28 00:00
放送終了
2023/10/20 19:10
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タイムシフト視聴終了
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2016/08/01 00:00
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2015/09/02 18:00