カフェに
行く
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友の会会員限定最前列席 前売券2,600円
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友の会会員 前売券2,100円
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友の会会員 当日券2,600円
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一般 前売券2,600円
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一般 当日券3,100円
ネットで
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チャンネル会員無料
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一般500円
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チャンネル会員無料
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一般1,000円
【イベント概要】
この一年で井出明が歩いた国内外のダークツーリズムポイントを美しい写真とともに紹介します。
- 磯崎新の街ビルバオとピカソの絵で知られるゲルニカ
- 復興が進まないラクイラの現状
- 東日本大震災と相前後して起きたクライストチャーチ地震の復興
- ダークツーリズムとして歩く虚像の街ラスベガス
- 囚人国家を起点としたオーストラリアの解釈
- ディアスポラツーリズムとしてのロサンゼルス
- 人権の砦サイモン・ウィーゼンタール・センター本部
- 日本近代の写像としての旧満州
- 大川小学校の悲劇を抱える石巻
- 企業防災を考える街としての女川
- 世界遺産登録を間近に控えた長崎の教会遺産群といま再びの軍艦島
- 維新の歴史と凶弾の被害を併せ持つ高知
- 被災社会としての熊本
- 巨大な原子力施設と共存する青森
- 大逆事件の歴史を背負う新宮
- 拉致の記憶を持つ新潟
などなど、まだまだ沢山の旅を語ります。
一見何の脈絡もなく並べられた地域が、ダークツーリズムという視点から俯瞰される時、そこには近代が必然的に伴う影としての悲しみが浮かび上がります。講演では、それぞれの場所の記憶を、「悲しみの記憶の承継」というキーワードで繋ぎつつ、近代社会システムが持つ構造的な矛盾や暴力性を明らかにしていきたいと考えています。そして、皆さんを新たな旅に誘いましょう。プレゼンは、記憶の構造を直接に扱うことが可能なアプリ“Prezi”を用いて、直感的な理解を生むような仕掛けがなされます。
年末年始の旅の計画を悩んでいるという方もお気軽にお越しください。
終演後に相談に乗らせていただきます。(井出明)
【イベント後記】
当日のtweetのまとめはこちら!
井出明 Akira Ide
追手門学院大学経営学部准教授。京都大学大学院情報学研究科博士後期課程指導認定退学。博士(情報学)。阪神・淡路大震災の復興の経験に基づき、東日本大震災の復興について観光面から論考を発表し続けている。方法論としては、「あえて地域の悲しみのを跡をたどる」というダークツーリズムの展開を提唱し、大きな注目を集めた。フィールド調査を重視しており、スマトラ島沖地震における津波被害からの復興や、ヨーロッパにおける第二次大戦の悲しみの継承手法など、世界中のダークツーリズムの事例に精通している。福島第一原発観光地化計画のコアメンバーでもあり、『ゲンロン』で「ダークツーリズム入門」を連載中。