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トップ画像:『ハンサムな大悟』2015.6 こまばアゴラ劇場 撮影:朝岡英輔
【イベント概要】
「ニッポンの演劇」第8回は、ロロの主宰、作演出の三浦直之さんをお迎えします。ウルトラピュアな慕情と複雑怪奇な語りの構造のミスマッチ感が魅力だった初期から、よりマクロな世界観と骨太の物語性へと進化を遂げてきたロロ、更に最近は高校演劇の形式で送る「いつだって可笑しいほど誰もが愛し愛されて第三高等学校」通称「いつ高」シリーズで新境地を切り拓き新たな観客層も生まれています。ひょっとしたら演劇以上に、小説やマンガ、映画や音楽といったサブ/カルチャーから多様な影響を受けていると思われる三浦くん(このシリーズ初の「くん」づけ笑)とロロの世界の秘密について、じっくりたっぷり語り合いたいと思っております。(佐々木敦)
▼ゲストコメントも届きました! 2017.1.6▼
ここ1.2年演劇をつくるのが楽しくなってきたのは、元々照れながら始めた演劇が、自分にとってもう恥ずかしいものじゃなくなったからじゃないかとおもっていて、もう恥ずかしくない演劇について、色々佐々木さんにきいてもらおう。あと、たくさんポップカルチャーの話もしよう。(三浦直之)
■
「ニッポンの演劇」は、「日本・現代・演劇」のカッティング・エッジを解剖するシリーズ・イベント。
ふと気がついてみれば、70年代からテン年代まで、長い年月の間に登場した演劇人たちが群雄割拠状態でしのぎを削っているかに見える日本演劇シーン。それはまた、さまざまな形で海の向こうの舞台芸術の世界とも結び付きつつあります。ニッポンの演劇の独自性はどこにあるのか。その可能性と抱える問題はいかなるものなのか。毎回、最前線を牽引するキーパーソンをお迎えして、じっくりとお話を伺い、ディスカッションしていきます。
▼これまでのゲスト
#1 岡田利規 「新しい日本語、新しい身体──チェルフィッチュと演劇の現在」
#2 岩井秀人「舞台の時間が人生を露出する──ハイバイから考える現代口語演劇」
#3 飴屋法水「なにが演劇なのか──パフォーマンスの「正体」をめぐって」
#4 平田オリザ「現代口語演劇はいかに更新されたか?」
#5 ケラリーノ・サンドロヴィッチ「戦後日本語演劇を増幅する──ほとんど、何もない?」
#6 多田淳之介「亡国の演劇LOVE──東京デスロックが継ぐ『演技と演出』」
#7<番外編> 内野儀 「現代演劇の地図を描くために──『「J演劇」の場所』刊行記念トークショー」
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ロロWEB:http://lolowebsite.sub.jp
三浦直之BLOG:http://francepan.hatenablog.com/entry/2016/12/03/160655
『ハンサムな大悟』2015.6 こまばアゴラ劇場 撮影:朝岡英輔
いつ高シリーズvol.1『いつだって窓際であたしたち』2015.11 STスポット 撮影者:三上ナツコ
『あなたがいなかった頃の物語と、いなくなってからの物語』2016.5 東京芸術劇場シアターイースト 撮影:三上ナツコ
▼三浦直之さんが参加したENJOY MUSIC CLUBの新曲▼
『100%未来』 /EMC feat. 三浦直之(ロロ)
Music by EMCAT、Words by EMC&三浦直之(ロロ)
Art Work By ボブa.k.aえんちゃん
【イベント後記】
当日のtweetのまとめはこちら!
三浦直之 Naoyuki Miura
撮影:三上ナツコ
ロロ主宰。劇作家。演出家。1987年10月29日生まれ。宮城県出身。
2009年、日本大学藝術学部演劇学科劇作コース在学中に、処女作『家族のこと、その他たくさんのこと』が王子小劇場「筆に覚えあり戯曲募集」に史上初入選。 同年、主宰としてロロを立ち上げ、全作品の脚本・演出を担当する。
自身の摂取してきた様々なカルチャーへの純粋な思いをパッチワークのように紡ぎ合わせ、様々な「出会い」の瞬間を物語化している。2013年、初監督・脚本映画『ダンスナンバー 時をかける少女』がMOOSIC LAB 2013 準グランプリなど3冠を達成したほか、ドラマ脚本提供、MV監督、ワークショップ講師など演劇の枠にとらわれず幅広く活動。2015年より、高校生に捧げる「いつ高シリーズ」を始動。高校演劇のルールにのっとった60分の連作群像劇を上演し、戯曲の無料公開、高校生以下観劇・戯曲使用無料など、高校演劇の活性化を目指している。代表作は『ロミオとジュリエットのこどもたち』『LOVE02』『あなたがいなかった頃の物語と、いなくなってからの物語』など。『ハンサムな大悟』で第60回岸田國士戯曲賞最終候補作品ノミネート。2016年度セゾン文化財団ジュニアフェロー。
佐々木敦 Atsushi Sasaki
撮影=新津保建秀
1964年生まれ。思考家/批評家/文筆家。音楽レーベルHEADZ主宰。映画美学校言語表現コース「ことばの学校」主任講師。芸術文化のさまざまな分野で活動。著書に『成熟の喪失』(朝日新書)、『「教授」と呼ばれた男』(筑摩書房)、『増補新版 ニッポンの思想』(ちくま文庫)、『増補・決定版 ニッポンの音楽』(扶桑社文庫)、『ニッポンの文学』(講談社現代新書)、『未知との遭遇【完全版】』(星海社新書)、『批評王』(工作舎)、『新しい小説のために』『それを小説と呼ぶ』(いずれも講談社)、『あなたは今、この文章を読んでいる。』(慶應義塾大学出版会)、小説『半睡』(書肆侃侃房)など多数。