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トップ画像:フェスティバル/トーキョー17主催プログラム『福島を上演する』(Photo:Masanobu Nishino)
【イベント概要】
「ニッポンの演劇」、2017年最後の回のゲストとして、マレビトの会代表、松田正隆さんをお迎えします。
昨年に引き続き、フェスティバル/トーキョーの公式プログラムとして上演されたマレビトの会『福島を上演する』は、松田さんを含む8名の劇作家が書き下ろした二~四本の短編舞台作品を全12回、全て異なる内容で計30本上演するという前代未聞の公演形態が大きな物議を醸しました。加えて、舞台セットなし、小道具なしで行なわれる俳優たちの特異な演技のあり方にも注目が集まりました。
京都時代から実験性を強めてきたマレビトの会は、現在松田さんが教鞭を執る立教大学映像身体学科と半ば一体化しつつ、現代日本演劇の極北としての姿を現しつつあるかに思えます。
今回の対談では、端正で技巧的な「静かな演劇」の作り手として登場した松田正隆が、二十数年の間に辿ってきた過激極まりない変貌の歴史を紐解きます。(佐々木敦)
「ニッポンの演劇」は、「日本・現代・演劇」のカッティング・エッジを解剖するシリーズ・イベント。
ふと気がついてみれば、70年代からテン年代まで、長い年月の間に登場した演劇人たちが群雄割拠状態でしのぎを削っているかに見える日本演劇シーン。それはまた、さまざまな形で海の向こうの舞台芸術の世界とも結び付きつつあります。ニッポンの演劇の独自性はどこにあるのか。その可能性と抱える問題はいかなるものなのか。毎回、最前線を牽引するキーパーソンをお迎えして、じっくりとお話を伺い、ディスカッションしていきます。
▼フェスティバル/トーキョー16、フェスティバル/トーキョー17主催プログラム
『福島を上演する』(Photo:Masanobu Nishino)
【イベント後記】
当日のtweetのまとめはこちら!
松田正隆 Matsuda Masataka
劇作家、演出家、マレビトの会代表。1962年長崎県生まれ。96年『海と日傘』で岸田國士戯曲賞、98年『月の岬』で読売演劇大賞作品賞、99年『夏の砂の上』で読売文学賞を受賞。2003年「マレビトの会」を結成。近年の主な作品に『長崎を上演する』(2013〜16)、フェスティバル/トーキョー主催プログラム『福島を上演する』(2016〜)など。2012年より立教大学映像身体学科教授。
佐々木敦 Atsushi Sasaki
撮影=新津保建秀
1964年生まれ。思考家/批評家/文筆家。音楽レーベルHEADZ主宰。映画美学校言語表現コース「ことばの学校」主任講師。芸術文化のさまざまな分野で活動。著書に『成熟の喪失』(朝日新書)、『「教授」と呼ばれた男』(筑摩書房)、『増補新版 ニッポンの思想』(ちくま文庫)、『増補・決定版 ニッポンの音楽』(扶桑社文庫)、『ニッポンの文学』(講談社現代新書)、『未知との遭遇【完全版】』(星海社新書)、『批評王』(工作舎)、『新しい小説のために』『それを小説と呼ぶ』(いずれも講談社)、『あなたは今、この文章を読んでいる。』(慶應義塾大学出版会)、小説『半睡』(書肆侃侃房)など多数。