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〈ゲンロン 佐々木敦 批評再生塾〉の講義を生中継します。「講義」部分の視聴はゲンロン完全中継チャンネルの会員の方限定となります。
「講評」部分の中継は一般の方でもご視聴いただけます。「講評」部分については、タイムシフトを公開しません。あらかじめご了承ください。
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【課題】
人工知能AIについて、さまざまな未来予測がなされている。近い将来、AIが人間の知的能力を超え、社会が激変するだろう、等と。
現在の、あるいは将来現れる可能的な機械は考えているのか。考えていることになるのか。
また、機械は意識をもつのか、もちうるのか。
機械が思考の能力をもつことは可能か。それを不可能であると考えるべき原理的理由があるのか。
機械は意識をもつことは可能か。意識をもっていることは確認可能なことなのか。そもそも意識をもつとはどういうことなのか。
こうしたことについて、自由に論じなさい。
機械(の将来)について考察することも重要だが、真の目的は、機械についての考察を媒介にして、(人間にとって)思考とは何なのか、意識とは何なのかを考えることにある。つまり、この課題の眼目は、思考そのものについて思考することにある。
あわせて、AIとその周辺の技術の発展が私たちの社会をどのように変容させるかについての考えも展開してもらいたい。
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<運営による追記:今回ゲスト講師から文字数制限はありませんので、批評再生塾の基準である「2000字~8000字」を選考対象とします。>
大澤真幸 Masachi Osawa
撮影:尾崎誠
1958年、長野県松本市生まれ。千葉大学文学部助教授、京都大学大学院人間・環境学研究科教授などを歴任しながら、主体とは、近代とは、資本とは、宗教とは……と、社会学的領域のみならず哲学・文学・宗教など多様な角度から人間と社会のありようを論じ続けている。著作に、『不可能性の時代』(岩波新書)、『日本史のなぞ』(朝日新書)、『サブカルの想像力は資本主義を超えるか』(KADOKAWA)、『自由という牢獄』(岩波現代文庫)、『社会学史』(講談社現代新書)、『新世紀のコミュニズムへ』(NHK出版新書)、『〈世界史〉の哲学』など多数。
佐々木敦 Atsushi Sasaki
撮影=新津保建秀
1964年生まれ。思考家/批評家/文筆家。音楽レーベルHEADZ主宰。映画美学校言語表現コース「ことばの学校」主任講師。芸術文化のさまざまな分野で活動。著書に『成熟の喪失』(朝日新書)、『「教授」と呼ばれた男』(筑摩書房)、『増補新版 ニッポンの思想』(ちくま文庫)、『増補・決定版 ニッポンの音楽』(扶桑社文庫)、『ニッポンの文学』(講談社現代新書)、『未知との遭遇【完全版】』(星海社新書)、『批評王』(工作舎)、『新しい小説のために』『それを小説と呼ぶ』(いずれも講談社)、『あなたは今、この文章を読んでいる。』(慶應義塾大学出版会)、小説『半睡』(書肆侃侃房)など多数。