神話、英雄、異形──『古代戦士ハニワット』単行本発売記念イベント

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【武富健治氏からのメッセージ】

古代戦士ハニワット』の目標は、一言でいえば、一般にもマニアにも、ともに熱狂して共有してもらえる、重厚で新しい特撮ヒーロー漫画を立ち上げ、新しい可能性を提示することです。

その「新しさ」には、80年代以前に僕自身が強く「影響を受けた」作品のエッセンスや魂を紹介するという温故知新のニュアンスも強くあります。
僕の好きな超メジャー作品というのは必ずそういう温故知新要素を持っているんですよね。アニメになりますが、「ヤマト」にしろ「ガンダム」にしろ「エヴァ」にしろ…。それは絶対に踏まえたい。
今現在、マンガ、アニメ、特撮作品などの多くのエンタメ作品は、90年代ごろに完成した型や枠の中で表現を展開しているように感じています。それは送り手が、「こういうのは古い」「流行らない」と、若い時に思ったまま、それを更新せずに発露をセーブし続けているからかもしれません。
いいかげんそろそろ…いけるんじゃないかと。

ほかにもいろいろな切り口で、「案外これまでなかった」(と自分なりに思われる)ものを目いっぱい投入しているつもりです。
例えば本作では、【等身大ヒーローで、ウルトラマンをやる】ことをメインのコンセプトのひとつに据えています。この場合の「ウルトラマン」というのは、「社会派(時代批判的)作品」の他、「巨大感」「神秘的な超人感」などを指しています。戦闘シーンも、スピード感や手数の多さをあえて避けた上で、どれだけ観客を引き込めるかを追求したりしています。

もちろん、エンタメの方法論の提示だけが目的ではありません。
むしろ、20歳の頃、文芸漫画の追求に「転向」してからずっと積み重ねてきた自分の中のしちめんどくさい何かを、10代の頃に考えた素朴でキャッチーなパッケージを使って、表現し切りたいという意識が強かったりもします。
最近のハリウッドのアメコミ映画が、古典アメコミの設定を原作・原案として駆使して、最新の思想を蓄えた重厚な作品を作っている、その作業に近いと自分では思っています。

鈴木先生』の時、ある方から「これは、教師漫画という皮をかぶった何かだ」という評を頂いて、それがとても気に入っています。
流行らないと見なされたり、規制や風潮などの問題で、多くの送り手が提示しなくなってしまい、若い読者が触れぬままになってしまったようなものを、あの手この手で工夫して、メジャーの場に持ち込むという試みをずっと重ねてきました。
『ハニワット』でもそういったことがやれればと思っています。

 

【イベント概要】

マンガ家・武富健治氏が描く、超古代伝奇ヒーロー譚『古代戦士ハニワット』単行本第1巻&2巻発売記念イベント!!

テレビドラマ・映画化された代表作『鈴木先生』や、又吉直樹氏の芥川賞受賞作を原作にした『火花』など、濃密な心理描写や世界観の演出で、根強い人気と高い評価を得ているマンガ家・武富健治氏。
2018年7月より「漫画アクション」にて最新作『古代戦士ハニワット』連載をしている。

 

201612

『古代戦士ハニワット』は武富ファン念願の作品。その原点となる『原始戦士ハニワット』を描いたのは、なんと武富氏が小学5年のとき!! その後も並々ならぬ思い入れで、幾度となく「ハニワット」を描き続けてきた。
満を持して商業連載化された今作は、大学2年の時に1話だけ完成させた『古代戦士ハニワット 月読伝説』を大胆に改めたもの。その構想期間なんと28年!!

武富氏の情熱もさることながら、作品自体も非常に壮大だ。第1巻の帯に推薦コメントを寄せた諸星大二郎氏を彷彿させる、古代日本モチーフ満載の伝奇SF的な世界観。石ノ森章太郎作品に象徴されるような異形ヒーローに変身して戦うという、マンガ的な想像力に満ちあふれた作品である。

ヒーローものや英雄譚は、その時代や社会のあり様を浮き彫りにする。近年ではゼロ年代以降の平成仮面ライダーシリーズ、海外においてはクリストファー・ノーラン監督の「ダークナイト」シリーズやマーベル・シネマティック・ユニバースなどを通して、現代社会を人文的に捉えていく論客も多い。

『古代戦士ハニワット』は、平成から令和時代を代表する新たな英雄譚として、多方面から熱い期待が寄せられている。

 

201612

この度ゲンロンカフェでは、『古代戦士ハニワット』単行本第1巻&2巻が2ヶ月連続で刊行されるのを記念して、トークイベントを開催。
武富氏のほか、評論家・映画監督の切通理作氏、司会に批評家・マンガ原作者のさやわか氏をお迎えする。

ゲンロンカフェ初登壇となる切通氏は、サブカルチャーから政治まで幅広く精通。サントリー学芸賞を受賞した『宮崎駿の〈世界〉』など、多数の著書や雑誌のコラムを執筆している。特に、ウルトラマンなど特撮ヒーローに関する造詣の深さは高名だ。

さやわか氏は〈ゲンロン ひらめき☆マンガ教室〉の監修・主任講師を務め、武富氏は例年ゲスト講師として参加している。作品についてはもちろん、武富氏のマンガ家としての矜持や人間味を含めて、さまざまな話題を引き出してくれることだろう。

さらに! トーク終了後には、武富氏のサイン会も予定!
武富ファン、マンガ好きはもちろん、歴史や神話に興味のある方は必見のイベント!

 

201612
武富健治『古代戦士ハニワット(1)』(双葉社)

 

【イベント後記】

 

当日のtweetのまとめはこちら

togetter

切通理作 Risaku Kiridooshi

1964年東京都生まれ。『怪獣使いと少年 ウルトラマンの作家たち』(洋泉社)『お前がセカイを殺したいなら』(フィルムアート社)『ある朝、セカイは死んでいた』(文藝春秋)『山田洋次の〈世界〉』(ちくま新書)『失恋論』(角川書店)ほか多数。『宮崎駿の〈世界〉』(現ちくま文庫)でサントリー学芸賞受賞。日本映画批評メルマガ『映画の友よ』(夜間飛行)を配信中。昂じて初監督作品『青春夜話 Amazing Place』(アルバトロスよりDVD化)、責任編集の雑誌『シネ★マみれ』を作る。今春、2000年刊行の増補復刻版『地球はウルトラマンの星』(徳間書店)を上下巻で上梓。

さやわか Sayawaka

1974年生まれ。ライター、物語評論家、マンガ原作者。〈ゲンロン ひらめき☆マンガ教室〉主任講師。著書に『僕たちのゲーム史』、『文学の読み方』(いずれも星海社新書)、『キャラの思考法』、『世界を物語として生きるために』(いずれも青土社)、『名探偵コナンと平成』(コア新書)、『ゲーム雑誌ガイドブック』(三才ブックス)など。編著に『マンガ家になる!』(ゲンロン、西島大介との共編)、マンガ原作に『キューティーミューティー』、『永守くんが一途すぎて困る。』(いずれもLINEコミックス、作画・ふみふみこ)がある。「コミックブリッジ」で『ヘルマンさんかく語りき』(作画:倉田三ノ路)を連載中。

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