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〈ゲンロン ひらめき☆マンガ教室〉の講義を生中継します。
ご視聴いただけるのはゲンロン完全中継チャンネル月額会員限定となります。
※ 「ネーム講評」部分の中継はいたしません。あらかじめご了承ください。
【ネーム課題】
主人公が「うれしさ」と「さびしさ」を同時に感じている場面をひとつ以上含むマンガを描いてください。
主人公が「うれしさ」と「さびしさ」を同時に感じている場面をひとつ以上含むマンガを描いてください。
「うれしさ」「さびしさ」を同時に感じている……という書き方をしましたが、「うれしさ」を前に出して「さびしさ」を隠し味にするのでも、逆でも、どちらでも構いません。読者に伝わる感情は、前面に出ている「主感情」と、そういえばそちらの感情もあると気づく程度の「副感情」とに分かれるからです。
また、ほとんどの読者がはっきりこれらの感情が描かれていると指摘できるような明快さは求めません。主人公の感情をみなさんが作り上げ、繊細に、深く観察したとき、はじめて「うれしさ」と「さびしさ」がセットになっているのだ……とわかるという程で十分です。
(伊藤剛)
【完成稿課題】
はじめまして。漫画家の慎本真です。
デビューしてから10年以上女性向けに
恋愛と日常をテーマにしたラブコメ漫画を描いております。
この度第4回目の講師を務めさせていただくことになりました。
皆様よろしくお願いします。
今回の大きなテーマは「キャラクターを作る」です。
キャラクターとは漫画では登場人物のことです。
私は漫画においてキャラクターは
ストーリーや絵の上手さ以上に大事なところだと思っていて
魅力的なキャラクターはヒット作品には必要不可欠だと思っています。
なので今回は是非「魅力的なキャラクター」が出てくる漫画を描いて欲しいのですが
「魅力的なキャラクター」と一言で言っても難しいと思います。
なので今回は
『第一印象とギャップのあるキャラクターが出てくる漫画』を描いて下さい。
現実世界でも人の意外な一面が見えた時、
その人に興味を持ったり好きになったり嫌いになったりするものです。
みなさんから生み出される素敵なキャラクター達に会えるのを
楽しみにしています。
(慎本真)
伊藤剛 Go Ito
1967年名古屋市生まれ。名古屋大学理学部卒。マンガ評論家。東京工芸大学マンガ学科教授、武蔵野美術大学非常勤講師。著書に『テヅカ・イズ・デッド ひらかれたマンガ表現論へ』(星海社新書)、『マンガは変わる』(青土社)など。共著書に『マンガを「見る」という体験―
さやわか Sayawaka
1974年生まれ。ライター、物語評論家、マンガ原作者。〈ゲンロン ひらめき☆マンガ教室〉主任講師。著書に『僕たちのゲーム史』、『文学の読み方』(いずれも星海社新書)、『キャラの思考法』、『世界を物語として生きるために』(いずれも青土社)、『名探偵コナンと平成』(コア新書)、『ゲーム雑誌ガイドブック』(三才ブックス)など。編著に『マンガ家になる!』(ゲンロン、西島大介との共編)、マンガ原作に『キューティーミューティー』、『永守くんが一途すぎて困る。』(いずれもLINEコミックス、作画・ふみふみこ)がある。「コミックブリッジ」で『ヘルマンさんかく語りき』(作画:倉田三ノ路)を連載中。