土偶、植物、神話──『土偶を読む』(晶文社)刊行記念

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【イベント概要】

縄文時代の遺物である「土偶」。一般的には、土偶は(妊娠した)女性をかたどったもの、地母神説などがいわれている。それらの説に対して、新たな説を提唱したのが、人類学者の竹倉史人氏だ。

竹倉氏の説はこうだ。「土偶は〈植物〉の姿をかたどってる」のではないか。新著『土偶を読む』(晶文社)では、土偶の形態を具体的に解釈するイコノロジー研究の手法、環境文化史・民族植物学など最新の考古研究の実証データを用いることで、土偶の「プロファイリング」を行なった。そんな本書の内容は、発売直後から話題騒然となる。各種メディアでも取り上げられ、SNS上ではさまざまな議論を呼んでいる。

この度ゲンロンカフェでは、竹倉氏に本書の内容をご紹介いただくとともに、研究者として土偶の解読にどのように挑んだのか、氏のヒストリーを交えながら、たっぷりとお話をいただく。

トークのお相手はマンガ家の武富健治氏、司会はゲンロンの堀内大助。TVドラマ・映画化された代表作『鈴木先生』など、濃密な心理描写や骨太のストーリーテリングで高い評価を集める武富氏は、現在「漫画アクション」にて『古代戦士ハニワット』を連載している。主人公「ハニワット」が戦うのは、「土偶」をモチーフにした「ドグーン」。マンガならではの大胆な想像力に満ちあふれた、伝奇SF的な英雄譚として人気を広げている。

2018年には東京国立博物館の特別展「縄文――1万年の美の鼓動」が30万人を超える来場者数を記録するなど、近年は「縄文ブーム」に沸いている。土偶を解読することで縄文の精神性に迫った竹倉氏、古代史に熱い思い入れをもつ武富氏が、土偶と縄文文化の魅力についても掘り下げていく。絶対にお見逃しなく!

※ 放送のみ(会場は無観客)のイベントです。

 

土偶を読む
竹倉史人『土偶を読む』(晶文社)

竹倉史人 Fumito Takekura

人類学者。独立研究者として大学講師の他、講演や執筆活動などを行う。武蔵野美術大学映像学科を中退後、東京大学文学部宗教学・宗教史学科卒業。2019年、東京工業大学大学院社会理工学研究科価値システム専攻博士課程満期退学。人類の普遍的心性を探求すべく世界各地の神話や儀礼を渉猟する過程で、縄文土偶の研究に着手することになった。著書に『輪廻転生―——〈私〉をつなぐ生まれ変わりの物語』(講談社現代新書、2015)など。

堀内大助 Daisuke Horiuchi

1984年生まれ。マジシャン、イベントプランナー。野外演劇や自主映画制作などの活動を経て、2011年よりプロマジシャンとして活動。2017年よりゲンロンカフェで開催するトークイベントや〈ゲンロン ひらめき☆マンガ教室〉の企画運営などを手がける。現在はマジックの魅力を幅広い層に発信するため、執筆やメディア出演、イベント企画なども行っている。

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放送開始
2021/05/12 19:00
公開終了
2021/11/10 12:00
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放送開始
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タイムシフト視聴終了
2021/05/20 23:59