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〈ゲンロン 大森望 SF創作講座〉最終講評会の模様を生中継します。放送開始は13:00を予定しています。
【最終課題】
ゲンロンSF創作講座の最終講評会は、「ゲンロンSF新人賞」と銘打ち、『ゲンロン13』(2022年刊行予定)に掲載される最優秀賞作品を選考します。審査員を務めるのは、菅浩江、伊藤靖、東浩紀、大森望の4名です。
最終作品については、特定の課題やテーマを設けません。過去の回に提出した作品をリライトしてもかまいませんし、完全な新作でもかまいません。枚数は400字詰原稿用紙で120枚分(48,000字)を上限とします。各作品には、選考委員に向けたアピール文(800字程度)を添えることができます。
第5回ゲンロンSF新人賞 最終候補作品(2021.8.12発表)
大森望主任講師により、総提出数26作のうち、以下の8作が最終候補に選ばれました(著者名50音順) 。
1. かわのさきこ「水溶性のダンス」
2. 去場司「その感情雨(あめ)が降るまで」
3. 宿禰「夏」
4. 田場狩(タバカリ)「秘伝隠岐七番歌合(ひでんおきななばんうたあわせ)」
5. 中野伶理「銘刀の絆」
6. 長谷川京(けい)「偽景(ぎけい)」
7. フジキヒデキ「借りてきたネコは恋をする」
8. 吉羽善「上へ参ります、上へ参ります」
最終候補作品を含めた、受講生の全提出作品は下記ページからお読みいただけます。
https://school.genron.co.jp/works/sf/2020/subjects/9/
※ 当初、選考会は9月3日(金)開催を予定しておりましたが、選考時間確保のため、日程を変更いたしました。関係各位にはご迷惑をおかけいたします。
菅浩江 Hiroe Suga
1963年、京都生まれ。高校在学中、同人誌『星群』に発表した短編「ブルー・フライト」が『SF宝石』(光文社)に転載されるかたちでデビュー。1992年『メルサスの少年』(新潮文庫)で第23回星雲賞日本長編部門受賞。1993年『そばかすのフィギュア』(ハヤカワ文庫JA)で第24回星雲賞日本短編部門受賞。2001年『永遠の森 博物館惑星』(早川書房)で第54回日本推理作家協会賞、第32回星雲賞日本長編部門を受賞した。『五人姉妹』(早川書房)、『ゆらぎの森のシエラ』(創元SF文庫)、『カフェ・コッペリア』(早川書房)など著書多数。
伊藤靖(河出書房新社) Yasushi Ito
東浩紀 Hiroki Azuma
1971年東京生まれ。批評家・作家。東京大学大学院博士課程修了。博士(学術)。株式会社ゲンロン創業者。著書に『存在論的、郵便的』(第21回サントリー学芸賞)、『動物化するポストモダン』、『クォンタム・ファミリーズ』(第23回三島由紀夫賞)、『一般意志2.0』、『弱いつながり』(紀伊國屋じんぶん大賞2015)、『観光客の哲学』(第71回毎日出版文化賞)、『ゲンロン戦記』、『訂正可能性の哲学』など。
大森望 Nozomi Ohmori
1961年高知生まれ。書評家・SF翻訳家・SFアンソロジスト。〈ゲンロン 大森望 SF創作講座〉主任講師。著書に『21世紀SF1000』、『新編・SF翻訳講座』、《文学賞メッタ斬り!》シリーズ(豊崎由美と共著)、《読むのが怖い!》シリーズ(北上次郎と共著)など。アンソロジーに《NOVA 書き下ろし日本SFコレクション》、《不思議の扉》の各シリーズのほか、『星雲賞SF短編傑作選 てのひらの宇宙』など。訳書にコニー・ウィリス『ブラックアウト』『オール・クリア』など多数。2013年には『NOVA』が第34回日本SF大賞特別賞を受賞。