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【イベント概要】
「キャンセルカルチャー」という言葉が定着して久しくなりました。現在だけでなく、過去の行動や発言なども取り上げられ、SNSで炎上し、問題視された人物や企業を排除しようする動きはとどまるところを知りません。
近現代史研究者の辻田真佐憲さんは、昨年刊行した著書『超空気支配社会』の「はじめに」で、「われわれの社会は、SNSが加わったことで、超空気支配社会となり、これまでにない新しい同調圧力、新しいプロパガンダを生み出しつつあるのである」と述べています。ページビューや動画の再生数を稼ぐことが求められ、人々は日々の炎上ネタを消費して、忘れていく。そんな時代に、メディアやジャーナリズムはどのような役割を果たしていくべきなのでしょうか?
いまから10年前の2012年に刊行された、ジャーナリストの青木理さんと「TABLO」編集長の久田将義さんの対談本『僕たちの時代』のなかで、新宿の「ゴールデン街」について語られている場面があります。おふたりはゴールデン街でさまざまな業界の人々と交遊し、情報交換を行い、上の世代からジャーナリズムの矜持を学んでいったそうです。
殺伐としたネット空間で気に入らない相手を「キャンセル」し続ける時代に、人々が顔を合わせ耳を傾け合う「ゴールデン街」的な営みは復活するのか。気骨の論者であるお三方に、たっぷりと語り合っていただきます。絶対にお見逃しなく!
青木理 Osamu Aoki
1966年長野県生まれ。ジャーナリスト。90年に慶応義塾大学卒業後、共同通信社入社。社会部、外信部、ソウル特派員など経て、06年にフリーとなる。主な著作に『日本の公安警察』『絞首刑』『誘蛾灯——二つの連続不審死事件』『抵抗の拠点から——朝日新聞「慰安婦報道」の核心』(いずれも講談社)、『ルポ 拉致と人々——救う会、公安警察、朝鮮総聨』(岩波書店)、『トラオ 徳田虎雄不随の病院王』(小学館)、『青木理の抵抗の視線』『ルポ 国家権力』(いずれもトランスビュー)、『日本会議の正体』(平凡社)などがある。
辻田真佐憲 Masanori Tsujita
1984年、大阪府生まれ。評論家・近現代史研究者。慶應義塾大学文学部卒業、同大学院文学研究科中退。政治と文化芸術の関係を主なテーマに、著述、調査、評論、レビュー、インタビューなどを幅広く手がけている。単著に『「戦前」の正体』(講談社現代新書)、『防衛省の研究』(朝日新書)、『超空気支配社会』『古関裕而の昭和史』『文部省の研究』(文春新書)、『天皇のお言葉』『大本営発表』(幻冬舎新書)、『空気の検閲』(光文社新書)、共著に『教養としての歴史問題』(東洋経済新報社)、『新プロパガンダ論』(ゲンロン)などがある。監修に『満洲帝国ビジュアル大全』(洋泉社)、『文藝春秋が見た戦争と日本人』(文藝春秋)など多数。軍事史学会正会員、日本文藝家協会会員。
久田将義 Masayoshi Hisada
1967年東京生まれ横浜育ち。編集者。「TABLO」編集長。著書に『関東連合』(ちくま新書)、『原発アウトロー 青春白書』(ミリオン出版)、『生身の暴力論』(講談社現代新書)、『僕たちの時代』(青木理 共著・毎日新聞出版)、『トラブルなう』(大洋図書)など。法政大学卒業後、産経メディックス、三才ブックス、ワニマガジン社へ。ムック『ワニの穴』シリーズ立ち上げ後ミリオン出版で『ダークサイドJAPAN』創刊。『実話ナックルズ』『ノンフィクスナックルズ』等編集長を経て選択出版、週刊朝日。その後、ミリオン出版編集局次長を経てフリーに。守備範囲は事件、アングラ、政治、都市伝説等。明大中野中学から高校まで五年間のラグビー経験あり。最近では、東浩紀と不定期にトークイベントを開催している。