だれでも使える論文入門──書くことでひらく知の世界

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【山内志朗さんからのメッセージ】

論文を書くコツが存在するのかどうかは、神の存在証明と同じように難問だと思う。難問であると思案投げ首して済ませるわけにもいかないので、手っ取り早く思いつき実行に移すにはどうするとよいのか。論文とは料理と同じだと考えると、見通しがつきやすいし、イメージが湧いてくる。論文の書き方と料理のレシピは根本においては同じである。ではどう同じなのか、その辺のコツをこっそりと教えることができたらよいな、と企んでおります。

【斎藤哲也さんからのメッセージ】

 このたび、「論文の書き方」本の二大巨頭である山内志朗さんと戸田山和久さんを迎え、論文入門頂上決戦を開催するはこびとあいなりました。
 『ぎりぎり合格への論文マニュアル』を初めて読んだとき、山内さんが卒論を箇条書きで書いていたくだりを読んで、爆笑してしまいました。しかしダメっぷりなら戸田山さんの『論文の教室』に登場する作文ヘタ夫くんも負けていません。そのベタなネーミングだけでノックアウトされそうです。
 どちらの本も、ダメ論文を熟知しているお二人だからこそ書けたもの。イベントでもきっと「ダメ論文」トークに花が咲くことでしょう。お二人の時間が許すかぎり、たっぷりとお話を聴く予定です。会場に来られる方はぜひゲンロンカフェまで足をお運びください。

【イベント概要】

名古屋大学大学院教授の戸田山和久さん、慶應義塾大学教授の山内志朗さんによる対談イベントを開催いたします。司会は編集者・ライターの斎藤哲也さんです。

戸田山さんの『論文の教室』(NHKブックス、初版:2002年)と山内さんの『ぎりぎり合格への論文マニュアル』(平凡社新書、初版:2001年)はいずれもロングセラーの論文指南書。卒論やレポート作成に苦しむ数多くの学生を救ってきました。
これら2作に共通するのは、論文執筆法であるにもかかわらず「笑える本」であること。そして小さな段階を少しずつ登りながら論文に入門することができる「ハードルの低さ」です。

近年相次いで新版が刊行されたこともあり、2021年末のイベントの際に斎藤哲也さんより「ぜひおふたりを招いてゲンロンカフェでイベントを」というご提案が。それがこのたび実現することになりました!
書くことを通じて知にアクセスする技術である論文術。学生さんはもちろん、社会人としてさまざまな形式の文章を書いている方にも役に立つこと間違いありません。

戸田山さんは科学哲学、山内さんはスコラ哲学と、ともに哲学研究者であるおふたり。論文執筆法はもとより、「学問をするうえで、なぜ論文を書くことが重要なのか」さらには「学び、研究することにはどんな意味があるのか」といった、学びと哲学探究にまつわる幅広いお話にもなるかと思います。

きっと、広く知に関心のある方にお楽しみいただけるイベントになるはず。ご来場、ご視聴をお待ちしております!


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戸田山和久『最新版 論文の教室──レポートから卒論まで』(NHKブックス)


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山内志朗『新版 ぎりぎり合格への論文マニュアル』(平凡社新書)

戸田山和久 Kazuhisa Todayama

1958年東京都墨田区生まれ。1977年に東京大学理科二類に入学。1989年に東京大学大学院の人文科学研究科博士課程を退学し、名古屋大学教養部に就職。2023年に名古屋大学大学院情報学研究科を退職予定。
著書に『最新版 論文の教室』『科学哲学の冒険』(以上、NHKブックス)、『「科学的思考」のレッスン』『恐怖の哲学』(以上、NHK出版新書)、『論理学をつくる』『科学的実在論を擁護する』(以上、名古屋大学出版会)、『知識の哲学』(産業図書)、『哲学入門』(ちくま新書)『教養の書』(筑摩書房)など。

山内志朗 Shiro Yamauchi

1957年山形県生まれ。江戸時代に修験道の盛んな場所に生まれ育つ。上京し、東京大学文学部哲学専修を卒業し、その後大学院に進み、近代の哲学者ライプニッツを研究する。その後、中世哲学の方に関心を持つようなり、中世哲学を学ぶにはイスラーム哲学にも参入の必要を感じ、哲学史を遡ることを始める。新潟大学人文学部で教鞭をとったのちに、2007年から慶應義塾大学文学部で倫理学を教える。現在の関心はスコラ哲学の伝道師に徹しようと思いつつ、湯殿山のことやアニメのセカイ系が気になり、未だに迷走中である。
著書としては中世哲学にはまり込み抜け出られなくなった因縁の本『普遍論争』(哲学書房、1992年)、『ドゥルーズ:内在性の形而上学』(講談社、2011年)、『新版 天使の記号学:小さな中世哲学入門』(岩波現代文庫、2019年)、『中世哲学入門:存在の海をめぐる思想史』(ちくま新書、2023年)などがある。

斎藤哲也 Tetsuya Saito

1971年生まれ。人文ライター。人文思想系、社会科学系の編集・取材・構成を数多く手がける。著書に『試験に出る哲学──「センター試験」で西洋思想に入門する』『もっと試験に出る哲学──「入試問題」で東洋思想に入門する』『試験に出る現代思想』(NHK出版新書)、『ちくま現代文記述トレーニング』『読解 評論文キーワード』(筑摩書房)など。編集・構成に『ものがわかるということ』(養老孟司・祥伝社)、『中国哲学史──諸子百家から朱子学、現代の新儒家まで』(中島隆博・中公新書)、『哲学用語図鑑』(田中正人・プレジデント社)、『新記号論』(石田英敬、東浩紀・ゲンロン叢書)ほか多数。2024年4月10日に編著『哲学史入門Ⅰ』(千葉雅也、納富信留、山内志朗、伊藤博明・NHK出版新書)を刊行。

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放送開始
2022/09/21 20:00
公開終了
2023/03/21 23:59
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2023/10/12 18:00
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