ゲンロン 大森望 SF創作講座 第7期#1第1回

「ゲンロン 大森望 SF創作講座」の授業です。担当講師は小浜徹也先生と大森望先生です。

【スケジュール】

1限 15:00-16:00:導入・講義

2限 16:15-21:00:梗概講評会+自己紹介

【梗概課題】

「宇宙、または時間を扱うSFを書いてください」

 初回はSFの王道に挑戦してもらおうということで、SFの二大テーマを選びました。すなわち、「宇宙」または「時間」。そのどちらか(または両方)を扱うSFを書いてください。

 まあ、物理学的に言うと空間と時間は一体なので、両者を明確に区別できない場合もありますが、習慣的に、宇宙SFと時間SFはなんとなく別々のものとして扱われる場合が多いようです。

 宇宙SFなら、壮大なスケールのスペースオペラや、最先端の宇宙論を使ったアイデア・ストーリー、リアルな宇宙開発もの、時間SFなら、王道のタイムトラベルものからループもの、リプレイもの、漂流もの……と多種多様。

「宇宙」と言っても宇宙空間が舞台である必要はありませんし、「時間」と言っても過去や未来に行く必要はありません。どんな小説にも空間と時間は含まれるので、お題の範囲でユニークな切り口を考えて勝負してください。

(大森望)

梗概の提出作品一覧はこちら

 
ゲンロン 大森望 SF創作講座 – ゲンロンスクール
SF創作講座2023課題 – 超・SF作家育成サイト
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小浜徹也(東京創元社) Tetsuya Kohama

1962年、徳島県生まれ。京都大学SF研究会OB。1986年に東京創元社へ入社し、編集者として一貫してSFを担当。近年の担当書籍は、松崎有理、宮内悠介、酉島伝法、高山羽根子など創元SF短編賞出身者の作品、中村融のテーマSFアンソロジーや、2016年に始めた創元SF文庫の新版・新訳版シリーズ〈SFマスターピース〉など。ウンベルト・エーコと島崎博の来日イベントの司会をつとめたことが生涯の自慢。2000年に柴野拓美賞を受賞。

大森望 Nozomi Ohmori

1961年高知生まれ。書評家・SF翻訳家・SFアンソロジスト。〈ゲンロン 大森望 SF創作講座〉主任講師。著書に『21世紀SF1000』、『新編・SF翻訳講座』、《文学賞メッタ斬り!》シリーズ(豊崎由美と共著)、《読むのが怖い!》シリーズ(北上次郎と共著)など。アンソロジーに《NOVA 書き下ろし日本SFコレクション》《不思議の扉》の各シリーズのほか、『星雲賞SF短編傑作選 てのひらの宇宙』など。訳書にコニー・ウィリス『ブラックアウト』『オール・クリア』など多数。2013年には『NOVA』が第34回日本SF大賞特別賞を受賞。