カフェに
行く
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一般 入場券3,000円
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学生 入場券2,500円
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友の会会員限定最前列席 入場券3,500円
ネットで
見る
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チャンネル会員無料
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一般1,485円
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チャンネル会員無料
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一般1,500円
本イベントは、ゲンロンカフェでの会場観覧、またはシラスのゲンロン完全中継チャンネルからインターネット配信でご覧いただけます。
残席がある場合、会場での当日券販売も行います。ただし、ご準備できる座席数に限りがございます。おはやめにPeatixでご予約いただくようお願いをいたします。Peatixでのお申込みは、イベント当日の開始時刻まで可能です。
【イベント概要】
オールスターキャストの魅力的な布陣で、不動産詐欺師=地面師のグループによる緻密な犯罪をスリリングに描いた話題のNetflixドラマ『地面師たち』。モデルとなった2017年の「積水ハウス地面師詐欺事件」は、ゲンロンの本拠地でもある五反田で起きた事件です。その五反田にて、一流のノンフィクション作家たちがドラマから実際の事件までを語り尽くす夜をお届けします。
ゲンロンカフェ初登壇の森功さんは、ドラマ原作小説の主要参考文献となったノンフィクション『地面師──他人の土地を売り飛ばす闇の詐欺集団』(講談社文庫)の著者。徹底的な取材に基づく圧巻のディテールで積水ハウス事件を含む複数の事件の実態を描き出す森さんのお仕事に、『つけびの村──山口連続殺人放火事件を追う』(小学館文庫)で知られる傍聴人ライター・高橋ユキさんも「とんでもなく面白い」「すごすぎる」と賛辞を惜しみません。高橋さんはこの本とドラマにハマる前から、上記の事件に関与した「地主のなりすまし役」や「手配師」など犯人数名の裁判を傍聴しており、そこで見聞きした「リアル地面師たち」や、詐欺に勘づいて途中で取引から降りた業者や弁護士の肉声や素顔についてもお話しいただけるとのこと。
おなじくこのドラマにハマったという星野博美さんは、ご自身の地元・五反田をさまざまな角度から見つめた『世界は五反田から始まった』(ゲンロン)で、2018年の森さんの記事をきっかけに知ったこの事件を、地元民の目から見た実際の土地(旅館「海喜館」)の記憶とともに語っています。さらに、そもそも地面師のルーツは終戦後の焼け野原での土地の所有をめぐるドタバタにあり、その点で地面師詐欺はこの本のテーマのひとつである「ここが焼け野原になったら、すぐに戻って杭を打て」というお祖父さんの言葉とも響き合います。
そんなお三方は、今回のドラマをどのように見たのか? 取材や裁判傍聴から浮かび上がってくる実際の犯人たちや関係者の素顔とは? そして、お三方それぞれにとってノンフィクションを書くとはどういうことなのか? 濃密なトークをお楽しみに!
森功 Isao Mori
1961年、福岡県生まれ。ノンフィクション作家。岡山大学文学部卒業後、伊勢新聞社、「週刊新潮」編集部などを経て、2003年に独立。2008年、2009年に2年連続で「編集者が選ぶ雑誌ジャーナリズム賞作品賞」を受賞。2018年に『悪だくみ「加計学園」の悲願を叶えた総理の欺瞞』(文春文庫)で大宅壮一メモリアル日本ノンフィクション大賞受賞。『地面師 他人の土地を売り飛ばす闇の詐欺集団』(講談社文庫)、『官邸官僚 安倍一強を支えた側近政治の罪』(文藝春秋)、『国商 最後のフィクサー葛西敬之』(講談社)、『鬼才 伝説の編集人 齋藤十一』(幻冬舎)など著書多数。
星野博美 Hiromi Hoshino
ノンフィクション作家、写真家。1966年、東京生まれ。香港返還前後の2年間を追った『転がる香港に苔は生えない』で第32回大宅壮一ノンフィクション賞受賞(2001年)。ルーツである外房の漁師の足跡を追った『コンニャク屋漂流記』で第2回いける本大賞(2011年)、第63回読売文学賞「紀行・随筆」賞受賞(2012年)。『みんな彗星を見ていた―私的キリシタン探訪記』では、15~16世紀の「キリシタンの時代」に生きた、ヨーロッパ出身の宣教師と日本のキリシタンの語られなかった真実を追った。他の著作は『戸越銀座でつかまえて』『島へ免許を取りに行く』『愚か者、中国をゆく』『のりたまと煙突』『銭湯の女神』『今日はヒョウ柄を着る日』など。写真集は『華南体感』『ホンコンフラワー』。読売新聞夕刊、AERA書評欄、岩波書店ホームページで連載中。
高橋ユキ Yuki Takahashi
傍聴人。フリーライター。主に週刊誌系ウェブ媒体に記事を執筆している。『つけびの村 噂が5人を殺したのか?』(晶文社)に新章を加えた『つけびの村 山口連続殺人放火事件を追う』(小学館文庫)が好評発売中。『暴走老人・犯罪劇場』(洋泉社新書)、『木嶋佳苗 危険な愛の奥義』(徳間書店)、古くは『霞っ子クラブ 娘たちの裁判傍聴記』(新潮社)など殺人事件の取材や公判傍聴などを元にした著作多数。