カフェに
行く
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一般 入場券3,000円
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学生 入場券2,500円
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友の会会員限定最前列席 入場券3,500円
ネットで
見る

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チャンネル会員無料
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一般1,485円

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チャンネル会員無料
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一般1,500円
本イベントは、ゲンロンカフェでの会場観覧、またはシラス・ニコニコ生放送のゲンロン完全中継チャンネルからインターネット配信でご覧いただけます。
会場での当日券販売も行います。ただし、ご準備できる座席数に限りがございます。おはやめにPeatixでご予約いただくようお願いをいたします。Peatixでのお申込みは、イベント当日の開始時刻まで可能です。
【イベント概要】
大好評「はじめて読む現代文学シリーズ」第3弾! 今年生誕100年を迎えた三島由紀夫を取り上げます。
三島といえばその美しい小説世界と同時に、「過激な」政治思想と壮絶な自決事件でも知られています。
まさに自決当日に書き上げられた連作「豊饒の海」は、彼の作品と人生の集大成。
宿命を負った主人公が転生を繰り返す物語は、「ループもの」の先駆けとも言えます。
本イベントではこの連作を中心に、今日のポップカルチャーや愛国思想にまで影を落とす、彼の想像力を再検討します。
登壇者はおなじみ批評家の安藤礼二さん、文学研究者の菊間晴子さん、司会のゲンロン編集部横山です。
安藤さんは『ゲンロン18』の特集「一族の想像力」に、豊饒の海をめぐる論考「物語を生み出す『廃墟』」を寄せています。
天皇制の国で小説を書くとはどういうことなのか――本シリーズで取り上げてきた作家たちに通底するテーマの、
「本丸」とも言える存在が三島由紀夫です。
生誕100年=昭和100年に、彼が遺した最後の作品群に立ち向かいます!

安藤礼二 Reiji Ando
1967年、東京生まれ。早稲田大学第一文学部卒業。文芸評論家、多摩美術大学美術学部教授。2002年「神々の闘争──折口信夫論」で群像新人文学賞優秀賞受賞。著書に『神々の闘争 折口信夫論』(講談社、2004年、芸術選奨文部科学大臣新人賞受賞)、『光の曼陀羅 日本文学論』(講談社、2008年、大江健三郎賞および伊藤整文学賞受賞)、『折口信夫』(講談社、2014年、角川財団学芸賞およびサントリー学芸賞受賞)、『縄文論』(作品社、2022年)、『井筒俊彦 起源の哲学』(慶應義塾大学出版会、2023年)他、最新刊として『死者たちへの捧げもの』(青土社、2023年)。監訳書に井筒俊彦『言語と呪術』(慶應義塾大学出版会、2018年)がある。

菊間晴子 Haruko Kikuma
1991年生まれ。2021年東京大学大学院総合文化研究科博士課程修了。博士(学術)。現在、東京大学大学院人文社会系研究科助教。専門は日本近現代文学、表象文化論。
著書に『犠牲の森で 大江健三郎の死生観』(東京大学出版会、2023年、第12回東京大学南原繁記念出版賞)。論文に「「後期の仕事(レイト・ワーク)」にあった「希望」 大江健三郎の小説作品における死者とのコミュニケーションに着目して」(『日本近代文学』2017年5月)、「●を超えて、あるいは●のなかで 『うたびこ』『0』に見る「喪」と「メランコリー」」(『ユリイカ』2020年3月)、「「テン窪大檜」の表象に見る「魂」の救済可能性 大江健三郎『懐かしい年への手紙』、『燃えあがる緑の木』の比較分析を通して」(『超域文化科学紀要』2021年1月)など。

横山宏介 Kosuke Yokoyama
1991年生。早稲田大学大学院文学研究科修士課程修了。ゲンロン 佐々木敦 批評再生塾第一期優秀賞。批評再生塾TAを経て、ゲンロン編集部所属。