ポスト映画論講義#1日本映画は再起動するか──「ポストシネマ」時代の邦画地図

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【イベント概要】

長らく「冬の時代」と言われてきた20世紀末を抜けて、「邦画バブル」と呼ばれて久しい昨今。テレビ局映画、若手インディペンデント映画、新世代ドキュメンタリー、そして新たな批評の書き手や媒体の登場……確かに、ゼロ年代以降の流動化・多元化した映画をめぐる状況(ポストシネマ?)の中で、これまでにない「邦画」の姿がはっきりと現れつつあるように見える。日本映画はいま、ほんとうに面白くなっているのか? これからどこに向かっていくのか?
『キネマ旬報』『映画秘宝』はじめ各種媒体で活躍し、初の著書『映画系女子がゆく!』では多くの映画ファンの心を掴んだ真魚八重子と、2016年1月より『ゲンロン観光通信』に「ポスト・シネマ・クリティーク」を連載中の渡邉大輔。
出自の異なる書き手ふたりが、共通して熱い注目を送る白石晃士監督作品を中心に、「Jホラー」以降の現代日本映画をめぐってトーク。2010年代も折り返し地点を迎えたいま、近年の邦画の情勢を概観し、未来への見取り図を引き直す!

【登壇者より】

今、日本は先進国とは思えぬほど、経済面も含めて何かが欠けている。その欠落は、まっさきに生活において余剰の部分にしわ寄せとなって現れる。その身近な例が映画だ。「人気漫画の映画化ならファンが来るだろう」「女の客を呼ぶためにはわかりやすい恋愛映画にしとけ」といった安直さ。そのうえカメラの低価格化で他の技術面は置いてきぼりにした、インディペンデントの映画がわんさか作られる。「何を撮りたい」ではなく「何か撮りたい」という、志だけが先走った作品の数々。そして意味不明なご当地映画や、テレビドキュメンタリー番組を有料で上映する映画館。
玉石混交の石が9割を占める中から、1割の玉を見出すには、人生はあまりに短すぎる。そんな精神状態で語るのは無謀な気もするが、そこまで追い詰められたことを語るのは、意義があるかもしれない。そして、映画について書きたい人々がネットに溢れるいま、自分自身の存在意義を再確認する価値も――喋りは下手ですが。(真魚八重子)

 

【イベント後記】

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togetter

真魚八重子 Yaeko Mana

愛知県生まれ。映写技師や派遣社員を経て、現在は映画著述業。『映画秘宝』や朝日新聞映画欄、ハニカム他で執筆中。共著に『日本映画は生きている 監督と俳優の美学』(岩波書店)、『江戸川乱歩映像読本』『厭な映画』(洋泉社)ほか。初の著書『映画系女子がゆく!』(青弓社)も好評発売中。

渡邉大輔 Daisuke Watanabe

1982年生まれ。映画史研究者・批評家。跡見学園女子大学文学部准教授。専門は日本映画史・映像文化論・メディア論。映画評論、映像メディア論を中心に、文芸評論、ミステリ評論などの分野で活動を展開。著書に『イメージの進行形』(2012年)、『明るい映画、暗い映画』(2021年)。共著に『リメイク映画の創造力』(2017年)、『スクリーン・スタディーズ』(2019年)など多数。

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放送開始
2016/07/01 00:00
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放送開始
2016/02/02 19:00
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2016/02/09 18:00