ゲンロン 佐々木敦 批評再生塾 第2期#2批評再生塾第1期を総括せよ──批評

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【課題】

批評再生塾第1期を総括せよ

批評の歴史は否定の歴史である。新人は必ず先行者を批判して現れる。その否定の連続が批評というジャンルを特徴づけている。創作の世界ならば、新たな才能が、先行者の仕事とは無関係に、ふいっと素知らぬ顔で現れることも可能だろう。けれども批評ではそうはいかない。批評家は先人を批評することを運命づけられている。なんといっても、批評家は批評が仕事なのだから。

というわけで、批評再生塾第2期に応募してきた諸君には、まずは第1期生を批評することから始めてもらいたいと思う。去る3月、批評再生塾は、第1期代表として吉田雅史・上北千明(川喜田陽)の2名を商業誌へ送り出すことを決定した。彼らの論文はネットでいまも読める。そのどちらかを選び、熟読したうえで、批評文を記すこと。単に個別の主張を論難するだけではなく(それもあるていど必要だが)、彼らを優秀者として送り出した批評再生塾の思想や運営、それそのものの批判に届く議論を見せてもらいたい。

繰り返すが、批評家の仕事は批評である。その対象にはむろん自らも含まれる。自己批評のない批評家は必ず堕落する。批評再生塾生であるということは、たえず批評再生塾の価値を疑い続けるということなのだ。

 

【イベント後記】


 

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東浩紀 Hiroki Azuma

1971年東京生まれ。批評家・作家。東京大学大学院博士課程修了。博士(学術)。株式会社ゲンロン創業者。著書に『存在論的、郵便的』(第21回サントリー学芸賞)、『動物化するポストモダン』、『クォンタム・ファミリーズ』(第23回三島由紀夫賞)、『一般意志2.0』、『弱いつながり』(紀伊國屋じんぶん大賞2015)、『観光客の哲学』(第71回毎日出版文化賞)、『ゲンロン戦記』、『訂正可能性の哲学』など。

佐々木敦 Atsushi Sasaki

撮影=新津保建秀
1964年生まれ。思考家/批評家/文筆家。音楽レーベルHEADZ主宰。映画美学校言語表現コース「ことばの学校」主任講師。芸術文化のさまざまな分野で活動。著書に『成熟の喪失』(朝日新書)、『「教授」と呼ばれた男』(筑摩書房)、『増補新版 ニッポンの思想』(ちくま文庫)、『増補・決定版 ニッポンの音楽』(扶桑社文庫)、『ニッポンの文学』(講談社現代新書)、『未知との遭遇【完全版】』(星海社新書)、『批評王』(工作舎)、『新しい小説のために』『それを小説と呼ぶ』(いずれも講談社)、『あなたは今、この文章を読んでいる。』(慶應義塾大学出版会)、小説『半睡』(書肆侃侃房)など多数。

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放送開始
2016/06/22 19:30
タイムシフト視聴終了
2016/06/29 18:00
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放送開始
2016/06/22 21:30
タイムシフト視聴終了
2016/06/22 23:59