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〈ゲンロン 佐々木敦 批評再生塾〉の講義を生中継します。
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「講評」部分については、タイムシフトを公開しません。あらかじめご了承ください。
【課題】
フレドリック・ジェイムソンは、資本主義の終わりを想像することは、世界の終わりや人類の終わりを想像するよりもずっと難しい、と述べている。資本主義は、乗り越え不可能な地平であって、人類最後のゲームなのか。つまり、人類は、滅亡するその日まで、資本主義は続くのか。それとも、われわれの選択肢として、資本主義のその向こうが、資本主義とは異なるゲームがありうるのか。
今、批評的想像力と資本主義とが競争している。言い換えれば、資本主義に対する完全な敗北(劣勢)が、批評的想像力の枯渇の究極の原因である。
必ずしも、資本主義とは異なる体制についての具体案を提示する必要はない。しかし、資本主義をも相対化できるような批評的な視線をもった論考を期待する。
【イベント後記】
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大澤真幸 Masachi Osawa
撮影:尾崎誠
1958年、長野県松本市生まれ。千葉大学文学部助教授、京都大学大学院人間・環境学研究科教授などを歴任しながら、主体とは、近代とは、資本とは、宗教とは……と、社会学的領域のみならず哲学・文学・宗教など多様な角度から人間と社会のありようを論じ続けている。著作に、『不可能性の時代』(岩波新書)、『日本史のなぞ』(朝日新書)、『サブカルの想像力は資本主義を超えるか』(KADOKAWA)、『自由という牢獄』(岩波現代文庫)、『社会学史』(講談社現代新書)、『新世紀のコミュニズムへ』(NHK出版新書)、『〈世界史〉の哲学』など多数。
佐々木敦 Atsushi Sasaki
撮影=新津保建秀
1964年生まれ。思考家/批評家/文筆家。音楽レーベルHEADZ主宰。映画美学校言語表現コース「ことばの学校」主任講師。芸術文化のさまざまな分野で活動。著書に『成熟の喪失』(朝日新書)、『「教授」と呼ばれた男』(筑摩書房)、『増補新版 ニッポンの思想』(ちくま文庫)、『増補・決定版 ニッポンの音楽』(扶桑社文庫)、『ニッポンの文学』(講談社現代新書)、『未知との遭遇【完全版】』(星海社新書)、『批評王』(工作舎)、『新しい小説のために』『それを小説と呼ぶ』(いずれも講談社)、『あなたは今、この文章を読んでいる。』(慶應義塾大学出版会)、小説『半睡』(書肆侃侃房)など多数。