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カバー写真:KERA・MAP「グッドバイ」
【イベント概要】
「ニッポンの演劇」第5回は、現在の演劇シーン最強のトリックスター、ケラリーノ・サンドロヴィッチさんをお迎えします。
劇団ナイロン100℃を率いてコンスタントに公演を打つ一方、近年はチェーホフの四大戯曲や海外の人気舞台の日本版も精力的に手掛けるなど、八面六臂の活躍を続けるKERAさん。そのエネルギーの源はどこにあるのか? 王道と前衛、シリアスとオフビート、笑いと狂気を自在に駆け巡るその世界は、時として過激に暴走する卓越した言語感覚と、劇的であることの粋を隅々まで知り尽くした演出術の掛け算から成っています。
岸田國士から別役実を経てケラリーノ・サンドロヴィッチへ。日本語演劇の異端にして正統の系譜を継承し増幅する才人の秘密に迫ります。(佐々木敦)
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cube presents
『ヒトラー、最後の20000年~ほとんど、何もない~』
作・演出:ケラリーノ・サンドロヴィッチ
http://cubeinc.co.jp/stage/info/kera-furuta16.html
<東京公演> 2016年7月24日(日)~8月21日(日)
下北沢 本多劇場
<北九州公演>8月27日(土)、28日(日)
北九州芸術劇場 中劇場
<大阪公演>9月1日(木)~4日(日)
梅田芸術劇場 シアター・ドラマシティ
<新潟公演>9月10日(土)、11日(日)
りゅーとぴあ新潟市民芸術文化会館 劇場
■
「ニッポンの演劇」は、「日本・現代・演劇」のカッティング・エッジを解剖するシリーズ・イベント。
ふと気がついてみれば、70年代からテン年代まで、長い年月の間に登場した演劇人たちが群雄割拠状態でしのぎを削っているかに見える日本演劇シーン。それはまた、さまざまな形で海の向こうの舞台芸術の世界とも結び付きつつあります。ニッポンの演劇の独自性はどこにあるのか。その可能性と抱える問題はいかなるものなのか。毎回、最前線を牽引するキーパーソンをお迎えして、じっくりとお話を伺い、ディスカッションしていきます。
【イベント後記】
当日のtweetのまとめはこちら!
ケラリーノ・サンドロヴィッチ Keralino Sandorovich
1963年東京都生まれ。82年、ニューウェーブバンド・有頂天を結成。自主レーベルであるナゴムレコードを立ち上げる。並行して85年に劇団健康を旗揚げ、93年にナイロン100℃を始動。99年、『フローズン・ビーチ』にて岸田國士戯曲賞受賞、現在は同賞の選考委員を務める。2015年、菊田一夫演劇賞、2016年、『グッドバイ』にて読売演劇大賞最優秀作品賞、優秀演出家賞、芸術選奨文部科学大臣賞受賞。映像では映画『グミ・チョコレート・パイン』『罪とか罰とか』、テレビドラマ『怪奇恋愛作戦』など。ケラ&ザ・シンセサイザーズ、鈴木慶一とのユニットNo Lie-Sense、有頂天にて音楽活動も展開中。今年はソロ・アルバム『Brown, White & Black』、No Lie-Sense『Japan’s Period』をリリース。
佐々木敦 Atsushi Sasaki
撮影=新津保建秀
1964年生まれ。思考家/批評家/文筆家。音楽レーベルHEADZ主宰。映画美学校言語表現コース「ことばの学校」主任講師。芸術文化のさまざまな分野で活動。著書に『成熟の喪失』(朝日新書)、『「教授」と呼ばれた男』(筑摩書房)、『増補新版 ニッポンの思想』(ちくま文庫)、『増補・決定版 ニッポンの音楽』(扶桑社文庫)、『ニッポンの文学』(講談社現代新書)、『未知との遭遇【完全版】』(星海社新書)、『批評王』(工作舎)、『新しい小説のために』『それを小説と呼ぶ』(いずれも講談社)、『あなたは今、この文章を読んでいる。』(慶應義塾大学出版会)、小説『半睡』(書肆侃侃房)など多数。