美術館という地雷原──それらは不発のままで保たれうるか?

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※イベント開始時間は18:30となります。ご注意ください。

【イベント概要】

ここ数年、美術に対する相次ぐ表現規制は、美術館という機関においてもまた無関係ではない。とりわけ日本国内においてのそれは、かつてから懸念されていた制度的疲弊を、結果的に明白するものとなった。

美術館に対する露骨な軽視は、確かにこの国の文化的民度を示しているかもしれない。とはいえ美術の側から、美術館を擁護する有効な手立てがとられていない上、美術館経営においても、危機意識が共有されていないことがはっきりしたのではなかろうか。

今回のイベントでは、美術家かつ美術批評家でもある岡﨑乾二郎、美術史家である岡田温司、表現規制への反対論陣の形成にかかわってきた批評家の土屋誠一の3人が、ここ数年の動向を批判的に総括しつつも、「美術館」が本源的に持つポテンシャルを議論する。

 

【イベント後記】


 

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岡﨑乾二郎 Kenjiro Okazaki

1955年東京生まれ。造形作家。批評家。武蔵野美術大学客員教授。1982年パリ・ビエンナーレ招聘以来、数多くの国際展に出品。「灰塚アースワーク・プロジェクト」、「なかつくに公園」等のランドスケープデザイン、2002年「ヴェネツィア・ビエンナーレ第8回建築展」(日本館ディレクター)、2007年現代舞踊家トリシャ・ブラウンとのコラボレーションなど、つねに先鋭的な芸術活動を展開してきた。東京都現代美術館(2009~2010年)における特集展示では、1980年代の立体作品から最新の絵画まで俯瞰した。主な著書に『ルネサンス 経験の条件』(文春学藝ライブラリー)、『芸術の設計——見る/作ることのアプリケーション』(編著、フィルムアート社)、『絵画の準備を! Ready for Painting! 松浦寿夫×岡崎乾二郎対談』(朝日出版社)、『漢字と建築』(共著、INAX出版)。現在、豊田美術館で「抽象の力」展を開催中。

岡田温司 Atsushi Okada

1954年広島県生まれ。京都大学人間・環境学研究科教授。西洋美術史、思想史。著書に『モランディとその時代』(人文書院、2003年、吉田秀和賞)、『フロイトのイタリア』(平凡社、2008年、讀賣文学賞)、『グランドツアー』(岩波新書、2010年)、『アガンベン読解』(平凡社、2011年)、訳書にロベルト・ロンギ『芸術論叢』(中央公論美術出版、1999年、ピーコ・デッラ・ミランドラ賞)など多数。

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2018/03/01 00:00
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2017/09/22 13:00
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