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【イベント概要】
激震! 〝革命家〟外山恒一氏、ゲンロンカフェ初登壇!
極左運動家からファシストに転向、2007年の東京都知事選では「政府転覆」を呼びかける過激な政見放送で名を知らしめた〝革命家〟外山恒一氏。
今年9月に刊行した600頁を超える大著『全共闘以後』では、 1968年の全共闘から50年間の若者たちの社会運動を〝通史〟として描きだし、その質量ともに類を見ない渾身の労作は、政治思想やイデオロギーを超えて大きな話題を呼んでいる。
『革命的な、あまりに革命的な――「1968年の革命」史論』の著者である文芸評論家の絓秀実氏は、本書に対し「外山恒一の思想と行動の集大成とも言える本書は、3・11を経て、ヘイトとポリコレで奇妙な行き詰まりの様相を呈している今日の運動状況において、 〈人民の敵〉による、人民のための、革命の書である」と推薦を寄せている。
本書の冒頭で、外山氏は「連合赤軍事件を境に学生運動は急速に退潮し、その後はシラケでバブルでオタクでサブカルだという歴史認識は間違って」いると断ずる。
自身もラジカルな運動家として全国を行脚し、幾度の入獄も経る一方で、さまざまな運動家たちに対して膨大量の取材調査を行ってきた外山氏が、新しく塗りかえようとする全共闘以後50年の歴史とはなんであろうか?
今回、外山氏の対談相手には、政治学者の白井聡氏をお招きする。ロシア革命の指導者レーニンの政治思想の研究者であり、『永続敗戦論――戦後日本の核心』(太田出版 / 石橋湛山賞、角川財団学芸賞受賞) や『国体論――菊と星条旗』(集英社新書)では、敗戦後の日本とアメリカの相関について大胆な切り口で考察を行っている。白井氏はゲンロンカフェへは2度目の登壇となる。
タブーなし! 時間制限なし! のゲンロンカフェで、一体どんな対話がくり広げられるのか?
理想と情熱に生きた若者たちの、知られざる闘争の群像劇に迫る!
当日のtweetのまとめはこちら!
外山恒一 Koichi Toyama
1970年生まれ。革命家。「九州ファシスト党・我々団」総統。高校時代に〝反管理教育〟の活動家となり、89年、『ぼくの高校退学宣言』で単行本デビュー。90年代を〝異端的極左活動家〟と〝売れない文筆家〟の二足のワラジで過ごした末、02年、〝反ポリティカル・コレクトネス〟的な活動に関連して逮捕され、2年間の獄中生活中にファシズム転向。07年に都知事選に出馬、「政府転覆」を呼びかける過激な政見放送がネット上で大ブームを巻き起こす。著書に『青いムーブメント』、『良いテロリストのための教科書』など。近著に、この50年間の若者たちのラジカルな諸運動の歴史をまとめた『全共闘以後』を上梓。ようやくキワモノ扱いを脱しつつある(ことを夢想している)。
白井聡 Satoshi Shirai
撮影=梅谷秀司
京都精華大学人文学部専任講師。1977年東京都生まれ。早稲田大学政治経済学部政治学科 卒、一橋大学大学院社会学研究科博士後期課程単位修得退学。博士(社会学)。専攻は、政治学・社会思想。日本学術振興会特別研究員等を経て現職。『永続敗戦論ーー戦後日本の核心』(太田出版、2013・講談社+α文庫、2016)により、石橋湛山賞、角川財団学芸賞等を受賞。近著に、『国体論――菊と星条旗』(集英社新書)。他に、『未完のレーニン――「力」の思想を読む』(講談社選書メチエ、2007)などの著作がある。
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