カフェに
行く
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友の会会員限定最前列席 前売券2,600円
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友の会会員 前売券2,100円
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友の会会員 当日券2,600円
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一般 前売券2,600円
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一般 当日券3,100円
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レンタル(7日間)600円
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チャンネル会員無料
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一般500円
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チャンネル会員無料
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一般823円
- イベント当日、2月12日18:00より、ゲンロンカフェにて浅子佳英氏の東京オリンピック選手村案「マウントトーキョー」の模型展を開催いたします。イベントとあわせてぜひ展示もご覧下さい。
【イベント概要】
日本のインテリアデザインは1960年代、商業空間から誕生し、建築、ファッションなどともに発展していく。
日本ではじめてインテリアデザインの歴史をまとめた書籍『日本インテリアデザイン史』(オーム社)の著者、今村創平氏と鈴木紀慶氏、そしてコンテクチュアズ創設メンバーの浅子佳英氏による本格インテリアデザイントーク。
1950年代までのインテリアデザイン前史としての室内装飾から、60年代の商業空間の発展、70年代のファッションの台頭、そして現代へ、それぞれの時代の鍵となる作品を画像とともに紹介しつつ、インテリアデザイン史の全体像を論じる。
これからのインテリアデザインはどうなっていくのか。ジャンルを横断しながら、インテリアデザインの歴史と未来を考える、知的セッション!
日本のインテリアデザインの誕生は、商業空間のデザインが中心で1960年代後半とみています。
今はインテリアというと住居のほうに比重がきていますが、日本のインテリアデザイナーの第2世代といわれる倉俣史朗、北原進らは当初百貨店の内装部に属し、インテリアデザイナーという肩書きをいち早く使っていたのは内装部で主にディスプレイを担当していた人たちでした。そのため、当初はディスプレイとインテリアが混同されていました。1958年に剣持勇や渡辺力らが「日本室内設計家協会(後の日本インテリアデザイナー協会)」を創立し、「これからの日本の住まいは西欧化が進み、インテリア産業が発展していくだろうとそのための媒体が必要になる」と予想され、1960年に創刊されたのが月刊『インテリア(JAPAN INTERIOR DESIGN)』でした。しかし、「インテリア」ないしは「インテリアデザイン」という言葉がようやく社会的に認知されるようになるのが1968年くらいではないかと思います。
そういった歴史の流れのなかで、重要だと思われる作品は、増沢洵の「新宿風月堂」(1955)、シャルロット・ペリアンの「エール・フランス東京支社」(1959)、剣持勇の「ホテルニュージャパン」(1960)、境沢孝の「喫茶店 マロニエ」岩淵活輝の「クラブ ラ・カルタ」(1965)と「モダンジャズ&ブースDUG」(1967)です。
1970年代に入ると、ファッションの擡頭があり、倉俣史朗と三宅一生、河﨑隆雄と川久保玲、70年代後半に第3世代のインテリアデザイナー、内田繁、杉本貴志、80年代に入ると、第4世代の近藤康夫、北岡節男、飯島直樹、沖健次らが登場してきます。そして、イタリアのラディカルデザイン運動の流れと建築のポストモダンが同調し、日本はバブル景気の頃で、商業主義に取り込まれていきます。このあたりまでをお話できればと思っています。(鈴木紀慶)
シャルロット・ペリアンの「エール・フランス東京支社」(1959)『インテリア』(1960年12月号)より
【イベント後記】
浅子佳英 Yoshihide Asako
撮影:新津保建秀
1972年神戸市生まれ/2007年タカバンスタジオ設立、2009年東浩紀らと共に合同会社コンテクチュアズ設立(現ゲンロン)2012年退社。/主な論考に「コム デ ギャルソンのインテリアデザイン」(『思想地図β』vol.1所収、2010年、コンテクチュアズ)「しろくちいさく透明なセカイ——少女時代の建築家たち」(『ゼロ年代11人のデザイン作法』所収、2012年、六耀社)「プラダ・エピセンターが変え(なかっ)たもの」(『レム・コールハースは何を変えたのか』所収、2014年、鹿島出版会)
今村創平 Sohei Imamura
建築家。千葉工業大学建築都市環境学科 准教授。設計事務所アトリエ・イマム主宰。早稲田大学卒。AAスクール、長谷川逸子・建築計画工房を経て独立。建築作品=《神宮前の住宅》、《大井町の集合住宅》、《オーストラリア大使館 バイク・シェッド》など。著書=『現代都市理論講義』。共著=『日本インテリアデザイン史』など。訳書=アンソニー・ヴィドラー著『20世紀建築の発明』。日本建築家協会 機関誌『JIA MAGAZINE』編集長。
鈴木紀慶 Noriyoshi Suzuki
撮影:大越邦生
1956年神奈川県生まれ。1980年学部建築学科卒。『JAPAN INTERIOR DESIGN』の編集部(森山エディターズ・スタジオ)に入社。その後、メディア・ギルドを経てフリーに。植田実さんが編集長を務める住まいの図書館出版局の嘱託編集者に、またOZONEの「日本人とすまい」の展覧会図録の共同編集、ライターとして各雑誌に執筆。『ブルータス』で「ブルータス不動産」を連載(1998~2003)。2000年に有限会社スズキeワークス設立。2001年~桑沢デザイン研究所、2009年~武蔵野美術大学非常勤講師。著書に『20世紀建築ガイド』、編著に『倉俣史朗 着想のかたち』『1971→1991 倉俣史朗を読む』など。
2013年に発行された3冊(『日本の住文化再考』、『日本インテリアデザイン史』、『クロニクル 年代記』)の仕事(編集・執筆)で第10回武蔵野美術大学建築学科芦原義信賞受を賞作。
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