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【登壇者への質問】
■八田真行
Q.開設予定のサイトは「ウィキリークスとは違う」そうですが、その違いは何ですか?
A.ウィキリークスのように、自ら調査報道の主体になるつもりはない。内部告発者とジャーナリストの架け橋になることのみを志向している。
Q.なぜ、日本に匿名リークサイトが必要なのでしょう?
A.「必要」とまで言えるかどうかは分からないが、「伝家の刀」的に存在していることには意義があると考えている。
Q.実際にサイトが開設されるのはいつ頃を予定されていますか?
A.現在サイトそのものはすでに稼働しているが、利用規約やジャーナリストへのトレーニング内容など、非技術的な部分がまだ固まっていない。それらをクリアして、うまく行けば来年2月ごろを考えている。
Q.日本のインターネットには独自の匿名文化が根づいていると言われますが、それと新たに開設されるサイトは関連しているでしょうか?
A.正直に言えば、私自身は日本のいわゆる匿名文化にはあまり好意的ではない。そもそも匿名掲示板等は、厳密には匿名とは言えない場合が多い。また、少なくとも「常に」匿名である必要はないと私は考えている。しかし、やむをやまれぬ事情があるときに、匿名性がきちんと確保できることは極めて重要だと考えている。それが今回のサイト開設の主たる動機でもある。
■塚越健司
Q.日本に匿名リークサイトは必要だと思われますか?
A.Yes。日本は世界的にも突出して「空気」に縛られた社会だと思われる。戦前の御前会議の場においても、誰もが負けるとわかっていた戦争に反対する者が誰一人としていなかったことから、無謀な戦争に突入したという事実からも明白だ。
従って、社会関係にとらわれることなくリークを可能にするリークサイトの存在を拒む理由はどこにもない。
ただし、密告目的であったり他人の蹴落としだったりといった公的でない実践も生じることが予想される。そうした場合に、リーク情報の暴露がどういった社会的影響を与え得るかに関する想定について問題は今から議論すべき論点であろう。無論、影響力や善悪を判断する以前の「純粋公益」としてリークは実践されるべき、という立場であれば、それらもサイバーアナーキズムの観点から議論されるべきだ。
Q.八田さんのサイトに期待される点は何でしょう?
A.単純にリークの増加とその記事化、結果としての不正の是正を期待する。またリークサイトに対する期待ではないが、リークサイトの基本方針や今後運営上生じ得る問題等について、事前に議論されているだろう点は何であるか、それらの議論がリークサイト運営にどう活かされてくるのかに興味がある。
Q.当日、八田さんに「一番聞いてみたいこと」は何でしょう?
A.リークサイトの背景には「ハッカー文化」の影響を感じているが、八田氏の中でリークサイトとハッカー文化の関係はどのように位置づけられているのか。その思想的な意義についてお聞きしたい。
【イベント後記】
八田真行 Masayuki Hatta
1979年東京生まれ。東京大学経済学部卒、同大学院経済学研究科博士課程単位取得満期退学。一般財団法人知的財産研究所特別研究員を経て、現在駿河台大 学経済経営学部専任講師。専攻は経営組織論、経営情報論。Debian公式開発者、GNUプロジェクトメンバ、一般社団法人インターネットユーザー協会 (MIAU)発起人・幹事会員。Open Knowledge Foundation Japan発起人。共著に『日本人が知らないウィキリークス』(洋泉社)、『ソフトウェアの匠』(日経BP社)、共訳書に『海賊のジレンマ』(フィルム アート社)がある。
塚越健司 Kenji Tsukagoshi
拓殖大学非常勤講師。学習院大学非常勤講師。TBSラジオ『荒川強啓デイ・キャッチ!』火曜ニュースクリップコーナー担当。一橋大学大学院 社会学研究科博士後期課程単位取得退学(2014年)。専攻は情報社会学、社会哲学。著書に『ハクティビズムとは何か』(ソフトバンク新書)、共編著『「統治」を創造する』(春秋社)、共著に『日本人が知らないウィキリークス』(洋泉社新書y)、『間メディア社会の〈ジャーナリズム〉』(遠藤薫編)(東京電機大学出版局、2014年)など。
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