ロシアの反戦運動はこれからどうなるのか──D・ドゥーギナ氏爆殺の衝撃

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【イベント概要】

プーチンの国家観を支える理論家として知られ、『ゲンロン6』にも論文が訳出されているロシアの思想家、アレクサンドル・ドゥーギン。その娘でジャーナリストとして活躍していたダリヤ・ドゥーギナが、現地時間8月20日の夜、モスクワ近郊で自動車の爆発によって死亡した。同車には父親も同乗予定で、ドゥーギン本人を標的とした暗殺だったのではないかと言われている。
本番組では、ゲンロン代表で、開戦以来ロシア語メディアの動向を追ってきた上田洋子に、東浩紀が聞き手となって、この事件の衝撃とロシアの反戦活動の「いま」をあらためて伺う。ダリヤ・ドゥーギナは、愛国作家のプリレーピンが主催する文化イベントからの帰宅途上で爆殺された。同イベントには上田の知人も参加していたという。マスメディアではなかなか流れない、ロシア文化人の生の姿をお伝えする。

大まかな流れ。
(1)ドゥーギンとはなにものか。ダリヤ・ドゥーギナとはなにものか。爆殺はいつ起きたか。
(2)ロシア文化人はいまどうなっているのか。愛国派はなにを言っているのか。反戦活動を知るにはどのあたりを見ればいいのか。
(3)今後の展望。

下記番組もご覧ください。

【緊急企画】東浩紀+上田洋子「『ゲンロン』<ロシア現代思想特集>再読——21世紀のロシアの思想界はどうなっていたか?」
https://shirasu.io/t/genron/c/genron/p/20220301
2022年3月1日放送

【緊急企画#2】上田洋子+東浩紀「ロシアの反体制はいまどうなっているのか」
https://shirasu.io/t/genron/c/genron/p/20220426
2022年4月26日放送

※追記
本編と延長1まで、最初の3時間半はこの概要文のとおりしっかり内容のある話をしています。
残りの3時間弱はがらりと変わって、完全な雑談です。表題に関心のある方は前半のみご覧ください。

※ 放送のみ(会場は無観客)のイベントです。

上田洋子 Yoko Ueda

撮影=Gottingham
1974年生まれ。ロシア文学者、ロシア語通訳・翻訳者。博士(文学)。ゲンロン代表。早稲田大学非常勤講師。2023年度日本ロシア文学会大賞受賞。著書に『ロシア宇宙主義』(共訳、河出書房新社、2024)、『プッシー・ライオットの革命』(監修、DU BOOKS、2018)、『歌舞伎と革命ロシア』(編著、森話社、2017)、『チェルノブイリ・ダークツーリズム・ガイド』(調査・監修、ゲンロン、2013)、『瞳孔の中 クルジジャノフスキイ作品集』(共訳、松籟社、2012)など。展示企画に「メイエルホリドの演劇と生涯:没後70年・復権55年」展(早稲田大学演劇博物館、2010)など。

東浩紀 Hiroki Azuma

1971年東京生まれ。批評家・作家。東京大学大学院博士課程修了。博士(学術)。株式会社ゲンロン創業者。著書に『存在論的、郵便的』(第21回サントリー学芸賞)、『動物化するポストモダン』、『クォンタム・ファミリーズ』(第23回三島由紀夫賞)、『一般意志2.0』、『弱いつながり』(紀伊國屋じんぶん大賞2015)、『観光客の哲学』(第71回毎日出版文化賞)、『ゲンロン戦記』、『訂正可能性の哲学』など。

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放送開始
2022/08/21 23:00
公開終了
2024/08/22 23:59