カフェに
行く
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一般 入場券3,000円
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学生 入場券2,500円
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友の会会員限定最前列席 入場券3,500円
ネットで
見る

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チャンネル会員無料
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一般1,485円

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チャンネル会員無料
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一般1,500円
本イベントは、ゲンロンカフェでの会場観覧、またはシラス・ニコニコ生放送のゲンロン完全中継チャンネルからインターネット配信でご覧いただけます。
会場での当日券販売も行います。ただし、ご準備できる座席数に限りがございます。おはやめにPeatixでご予約いただくようお願いをいたします。Peatixでのお申込みは、イベント当日の開始時刻まで可能です。
【イベント概要】
エッセイブームやマイノリティ文学の台頭など「当事者」による表現が隆盛する現代。批評家の矢野利裕さんは、その潮流はリリー・フランキー『東京タワー』に代表されるゼロ年代「サブカル私小説系」の流行をルーツのひとつにすると分析します。このイベントでは矢野さんをホストに、ゼロ年代カルチャーの「当事者」である吉田豪さん、九龍ジョーさんをお招きし、当時の社会やカルチャーを立体的に描き出します。ゼロ年代サブカルを通して現代社会を抉る必見のイベントです!
【企画者の矢野利裕さんからのメッセージ】
こんにちは。本イベントを企画した矢野利裕です。2020年代もなかばとなった現在、さまざまなかたちでゼロ年代について捉え直す試みを目にしますが、自分が親しんでいたカルチャーあたりが意外と振り返られないなと思うこともあります。それは、いわゆる〝サブカル〟と呼ばれるような、みうらじゅんさんを中心とするような、強いて言うなら「中央線的」みたいな感じでイメージされるシーンのことです。このあたりをしっかりと押さえていないと、じつは現在の文学やカルチャーのことはわからない! そう思って、ゼロ年代におけるサブカルシーンにおいて裏に表に活躍していた吉田豪さんと九龍ジョーさんを招き、ゼロ年代における〝サブカル〟についてのイベントを開催することにしました。
オタクカルチャーやネット文化の隆盛とともに語られることも多いゼロ年代ですが、僕にとってはなにより、自意識過剰なサブカル的な感性が充満していた時代でした。そして重要なことは、このようなサブカル的感性が、現在のマイノリティ文学の隆盛やエッセイブーム、あるいはアイデンティティ・ポリティクスなど、現在の文学シーンや社会的な語りに影響を与えているのではないか、ということです。みうらじゅん、リリー・フランキー、杉作J太郎、『en-taxi』(R.I.P.福田和也)、『hon-nin』、TBSラジオ、福満しげゆき、ECD……といった面々が担ったゼロ年代中央線文学(!?)。現代(の文芸)について考えるためにも、このミッシングリンクとしてのゼロ年代サブカルについて、おおいに振り返りたいと思います。みなさま、ぜひお越しください!

吉田豪 Go Yoshida
1970年9月3日、東京生まれ。プロインタビュアー・プロ書評家。事前取材のもとに行われるインタビューに定評があり、活字媒体での執筆活動にとどまらず、映像出演から各種イベントまで多岐に渡った活動を行う。またアイドルへの造詣も深く、ミスiD選考委員や「ラストアイドル」審査員などアイドル関連の仕事にも数多く携わっている。著書に『男気万字固め』『人間コク宝』シリーズ、『元アイドル!』『サブカル・スーパースター鬱伝』『聞き出す力』など。

九龍ジョー Kowloon Joe
編集者。手がけた書籍・メディア・番組ほか多数。NewsPicks「ThinkVertical」チーフエディター、時代村プロデューサー、Errand
Press相談役。NHKラジオ第一「小痴楽の楽屋ぞめき」レギュラー。著書に『伝統芸能の革命児たち』(文藝春秋)、『メモリースティック ポップカルチャーと社会をつなぐやり方』(DU BOOKS)、『遊びつかれた朝に――10年代インディ・ミュージックをめぐる対話』 (磯部涼と共 著/ele-king books)など。

矢野利裕 Toshihiro Yano
1983年生まれ。批評家、DJ。文芸と音楽を中心に批評活動をおこなう。著書に、『学校するからだ』(晶文社)、『今日よりもマシな明日』(講談社)、『コミックソングがJ-POPを作った』(P-VINE)、『ジャニーズと日本』(講談社現代新書)などがある。