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一般 入場券3,500円
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学生 入場券3,000円
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友の会会員限定最前列席 入場券4,000円
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チャンネル会員無料
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一般1,980円

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チャンネル会員無料
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一般2,000円
残席がある場合、会場での当日券販売も行います。ただし、ご準備できる座席数に限りがございます。おはやめにPeatixでご予約いただくようお願いをいたします。Peatixでのお申込みは、イベント当日の開始時刻まで可能です。
【イベント概要】
2025年4月6日、ゲンロンは創業15周年を迎えます。これを記念して、批評誌『思想地図β』の出版社として始まった原点に立ち戻り、これからの言論を考えるイベントを開催いたします。登壇者は、批評家の大澤聡さんと森脇透青さん、そしてぼく、ゲンロンの東浩紀です。司会はゲンロン所属の人文ウォッチャー、植田将暉がつとめます。
大澤さんとぼくは、『ゲンロン』第1期の目玉企画で、2015年に始まった共同討議「現代日本の批評」の発起人でもあります。同討議は、1975年から2016年までの戦後批評史を検討し、論壇のありかたを問い直したもので、いまも若い読者には批評の手引きとして参照され続けています。討議から10年、批評や論壇はどのように変わってきたのか。そして今後どうなっていくのか。世代の異なる批評家3人で、徹底的に議論します。
──とまじめに書きましたが、批評とは本当はそんな大層なものではありません。むしろ笑いが欠かせないものです。下品なものでもあります。この座組についても、登壇者が男性ばかりだと批判がくるかもしれません。その限界は承知していますが(そしてそれは「現代日本の批評」の限界の継続そのものなのですが)、同時に、聴衆と一緒にそんな限界を自虐的に笑い飛ばす環境がつくれるのが本当の批評の力ではないかとも思っています(そうならなかったらごめんなさい)。いよいよ難しくなってきた「批評」なるものについて、当日は、真摯に、かつ笑いに満ちた討議ができればと思っています。
ゲンロンは「ふまじめなまじめさ」を追求してきた企業です。本イベントでは、そんなゲンロンの15年間を批評の観点から再構成します。15周年の記念日にぜひご参集ください!(東浩紀)
【ゲンロン編集部からのお知らせ】
今年1月に京都で開催され大きな話題を呼んだイベント、松田樹×三宅香帆×森脇透青 司会=植田将暉「2025年に批評は存在できるのか?──90年代生まれが見透す「これから」の論壇」の電子書籍化が決定しました! また紙版は、2025年5月11日開催の「文学フリマ東京40」にて限定販売いたします!
イベント本編ほか関連番組に加え、新規書き下ろしの松田さん、三宅さん、森脇さんそれぞれの登壇後記、大澤聡さんと東浩紀による序文なども収録。鋭意制作中ですので、続報をお待ちください。
また以下の番組アーカイブを公開中ですので是非ご視聴ください。
松田樹×三宅香帆×森脇透青 司会=植田将暉 2025年に批評は存在できるのか?──90年代生まれが見透す「これから」の論壇
https://shirasu.io/t/genron/c/genron/p/20250119
松田樹×森脇透青×東浩紀(+大澤聡)『批評の歩き方』に応答する──2025年に批評は存在できるのか?前座配信
https://shirasu.io/t/genron/c/genron/p/20250119b
【特別再公開!】東浩紀突発#163 批評とは何か、ひとり勝ちとは何か、そして「男子性」とは何か(関西の話もあるよ)
https://shirasu.io/t/genron/c/genron/p/20250122200612

大澤聡 Satoshi Osawa
1978年生まれ。批評家/メディア研究者。近畿大学文芸学部准教授。東京大学大学院総合文化研究科博士課程修了。博士(学術)。日本の思想やジャーナリズムの歴史的変遷を分析しつつ、現代社会やカルチャーに関する批評活動も広くおこなっている。著書に『定本 批評メディア論』(岩波現代文庫)、『教養主義のリハビリテーション』(筑摩書房)。編著に『1990年代論』(河出書房新社)、『三木清教養論集』(講談社文芸文庫)、『三木清大学論集』(同)、『三木清文芸批評集』(同)などがある。

森脇透青 Tosei Moriwaki
1995年大阪生まれ、京都大学文学研究科研究員(現在博士論文執筆中)。批評家。専門はジャック・デリダを中心とした哲学および美学。批評のための運動体「近代体操」主宰。著書(いずれも共著)に『ジャック・デリダ「差延」を読む』(読書人、2023年)、『25年後の東浩紀』(読書人、2024年)、『批評の歩き方』(人文書院、2024年)。

東浩紀 Hiroki Azuma
1971年東京生まれ。批評家・作家。東京大学大学院博士課程修了。博士(学術)。株式会社ゲンロン創業者。著書に『存在論的、郵便的』(第21回サントリー学芸賞)、『動物化するポストモダン』、『クォンタム・ファミリーズ』(第23回三島由紀夫賞)、『一般意志2.0』、『弱いつながり』(紀伊國屋じんぶん大賞2015)、『観光客の哲学』(第71回毎日出版文化賞)、『ゲンロン戦記』、『訂正可能性の哲学』など。

植田将暉 Masaki Ueta
1999年、香川県生まれ。早稲田大学大学院法学研究科博士後期課程在籍。憲法学、特に「自然の権利」をめぐる比較憲法史。ゲンロン編集部所属。