カフェに
行く
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一般 入場券3,000円
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学生 入場券2,500円
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友の会会員限定最前列席 入場券3,500円
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数量限定 配信付入場券4,000円
ネットで
見る

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チャンネル会員無料
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一般1,650円

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チャンネル会員無料
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一般1,700円
本イベントは、ゲンロンカフェでの会場観覧、またはシラス・ニコニコ生放送のゲンロン完全中継チャンネルからインターネット配信でご覧いただけます。
会場での当日券販売も行います。ただし、ご準備できる座席数に限りがございます。おはやめにPeatixでご予約いただくようお願いをいたします。Peatixでのお申込みは、イベント当日の開始時刻まで可能です。
【イベント概要】
投資家たちから人文系にアツい視線が注がれている。
2025年4月、スタートアップ投資に特化したベンチャーキャピタル「ANRI」が、人文系研究者のフェローシップ(奨学金)をスタートさせた。その後、同社は、新たな思想/ナラティヴを探求する雑誌『FASTFORWARD』も創刊。目次には、『「論理的思考」の社会的構築』の渡邉雅子や『闇の自己啓発』の江永泉、現代魔女論の円香など、2020年代の人文系で注目を集める書き手たちが名を連ねている。
なぜVCは人文系に投資するのか?
人文とカネをめぐる現状をとらえるべく、ゲンロンカフェでは、『FASTFORWARD』編集長でANRIシニアプリンリパル・中路隼輔さんと、雑誌の編集を担当した編集者・ディレクターの瀬下翔太さん、そして寄稿者のひとりである批評家の森脇透青さんをお招きする。
創業直後のスタートアップ支援に取り組んできた中路さんは、なぜ人文系の奨学金や雑誌をつくることを思い立ったのか。これまで、批評系同人誌の制作から島根県津和野市での下宿運営まで、ジャンル横断型の編集者として活躍してきた瀬下さんは、VCが人文系にみる夢にどう向き合っているのか。そして、みずからオンラインセミナーを立ち上げるなど精力的な活動をみせる哲学研究者の森脇さんは、人文とカネの状況をどのように考えているのだろうか。
人文系がカネにならない時代が終わろうとしているのかもしれない。そのとき、人文知は資本主義とどのように向き合えるのか。──資本が人文を変えるのか?それとも人文が資本を変えるのか?
VCの現場感と人文の価値観がときに交わり、ときにぶつかる、白熱の討議を聞き漏らすな!

中路隼輔 Nakaji Shunsuke
1991年、香川県生まれ。ANRIシニアプリンシパル、『FASTFORWARD』編集長、ANRI人文奨学金担当。早稲田大学在学時からスタートアップに関わり、新卒でGoogle Japanに入社。その後、LUXA、DCM venturesを経て、2018年からANRIに参画。シードラウンド中心に投資業務に携わる。不確実性が一番高いラウンドで、大きな変化をもたらせる企業への投資を挑戦中。

瀬下翔太 Shota Seshimo
1991年、埼玉県生まれ。編集者、ディレクター。NPO法人bootopia代表理事。ZEN大学客員講師、大正大学非常勤講師。慶應義塾大学環境情報学部卒業。主な著作に『新世代エディターズファイル 越境する編集──デジタルからコミュニティ、行政まで』(共編著、ビー・エヌ・エヌ、2021年)、『ライティングの哲学──書けない悩みのための執筆論』(共著、星海社、2021年)など。2012年に批評とメディアのプロジェクト「Rhetorica」を立ち上げ、2022年まで企画・編集を行う。2015年に島根県鹿足郡津和野町に居を移し、2021年まで高校生向け下宿を運営。現在は東京都在住。

森脇透青 Tosei Moriwaki
1995年大阪生まれ、京都大学文学研究科研究員(現在博士論文執筆中)。批評家。専門はジャック・デリダを中心とした哲学および美学。批評のための運動体「近代体操」主宰。著書(いずれも共著)に『ジャック・デリダ「差延」を読む』(読書人、2023年)、『25年後の東浩紀』(読書人、2024年)、『批評の歩き方』(人文書院、2024年)。