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友の会会員限定最前列席 前売券2,600円
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友の会会員 前売券2,100円
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友の会会員 当日券2,600円
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一般 前売券2,600円
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一般 当日券3,100円
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レンタル(7日間)600円
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チャンネル会員無料
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一般500円
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チャンネル会員無料
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一般1,000円
カバー写真=青木司
【イベント概要】
現在、三鷹市芸術文化センター星のホールで上演中の ままごと『わが星』(2015年6月14日[日]まで) は、ゼロ年代演劇の代表的な作品です。
本イベントは、演劇と音楽を繋ぎ合わせ後進のアーティストたちに多大な影響を与えた、ままごと主宰であり作・演出の柴幸男さんと、『わが星』で音楽を担当している□□□(クチロロ)の三浦康嗣さんをゲストにお招きして、再演が繰り返される普遍の物語『わが星』をさやわかさんに徹底解析していただきます!
以下、さやわかさんよりイベントによせて。
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星の、またあらゆる生命の誕生と死を見せる壮大な物語。それを描き出す言葉は常に「00:00:00」から始まるタイムコードの上にあり、役者は「ラップ演劇」としてこれを発話しながら、円形の舞台を回り続ける。劇団・ままごと「わが星」は簡単に言うとそういう物語です。
この作品がやっている強いエモーションや音楽の重視などは現代口語演劇の流れをさらに刷新し、2010年代の若手が生み出す演劇の次のステップを示唆するものになっていた。要するに演劇シーンにとって「わが星」はセンセーショナルなものであった。そして同時にこの芝居は非常に開かれたものになっている。2009年に初演されてから形を変えつつたびたび披露されてきたのは、普段は演劇を見ないような層にもその面白さ、その巧みさがどんどん伝わっていったからこそなのではないか。それを支えているのは前述のエモーションや音楽であり、とどのつまりそれはラップという「リズム」による音楽の魅力がキーになっている。
今回のトークイベントではままごとの柴幸男さん、そして音楽を担当された□□□(クチロロ)の三浦康嗣さんをお招きして「ラップ演劇」としての「わが星」がいかにして生まれたかという基本的なお話から、再々演に至るまでの経緯、そしてこの作品が支持され続けている理由についてなどに迫りたいと思います。イベントの冒頭で「わが星」のDVDを少しかけますので、作品を見たことがない人でもどんな芝居かわかって楽しめますよ!
【イベント後記】
当日のtweetのまとめはこちら!
柴幸男 Yukio Shiba
劇作家、演出家、ままごと主宰。青年団演出部所属、急な坂スタジオレジデント・アーティスト。2010年に『わが星』で第54回岸田國士戯曲賞を受賞。東京の劇場から北九州の船上まで、新劇から北海道の小学生との学芸会まで、場所や形態を問わない演劇活動を行う。近年は香川県小豆島に長期滞在し地域に根ざした演劇を継続的に上演している。2014年より『戯曲公開プロジェクト』を開始、劇団HPにて過去の戯曲を無料公開中。2015年には『わが星』を東京と小豆島にて上演予定。
三浦康嗣 Koushi Miura
音楽家/プロデューサー。「□□□(クチロロ)」として活動。9枚のオリジナルアルバムを発表する。
大瀧詠一、平井堅、木村カエラ、m-floなどの楽曲やリミックス、トリビュートを制作。
その他、第60回カンヌ国際広告祭銀賞受賞作品『TOKYO CITY SYMPHONY』の音楽監督など多数。
さやわか Sayawaka
1974年生まれ。ライター、物語評論家、マンガ原作者。〈ゲンロン ひらめき☆マンガ教室〉主任講師。著書に『僕たちのゲーム史』、『文学の読み方』(いずれも星海社新書)、『キャラの思考法』、『世界を物語として生きるために』(いずれも青土社)、『名探偵コナンと平成』(コア新書)、『ゲーム雑誌ガイドブック』(三才ブックス)など。編著に『マンガ家になる!』(ゲンロン、西島大介との共編)、マンガ原作に『キューティーミューティー』、『永守くんが一途すぎて困る。』(いずれもLINEコミックス、作画・ふみふみこ)がある。「コミックブリッジ」で『ヘルマンさんかく語りき』(作画:倉田三ノ路)を連載中。