ネットで
見る
-
視聴無料
-
視聴無料
「ゲンロン 佐々木敦 批評再生塾」の最終講評会の模様を生中継します。通常の生放送と異なり、全編無料でご覧いただけます。
なお、「ゲンロン友の会」のクラス30以上の会員のみなさまは、会場のゲンロンカフェで直接ご観覧いただけます。
ご希望の方は、お送りしているご案内のメールに返信いただくか、 info@genron.co.jp までお知らせください。
■
「昭和90年代」の「批評」【本編】
「ゲンロン 佐々木敦 批評再生塾」第1期は、順調に各講師を迎えたカリキュラムを終え、最終課題を残すのみとなった。次々と待ち構える試練を通して、自らの「批評」を幾度となく発見し、リセットし、リブートし、ひたすら鍛え上げてきた塾生諸君は、少なくとも入塾以前とは異なる視点や文体や方法や何やらを備えている筈である。
そこで、以下に最終課題を発表する。
課題:「昭和90年代」をテーマもしくはキーワード(少なくともそのひとつ)とした自由な形式の批評文
分量:400字詰め原稿用紙50枚(約2万字)前後
課題提出は二段階に分かれる。
2月11日(木)中に、最終課題の冒頭部分(4000~6000字まで)を提出する。最終提出の際に改稿するのは構わない。
また、この回をパスして最終課題を提出するのも可。
2月18日(木)は、第一部を佐々木による総括的な講義、第二部を提出された冒頭部にかんするワークショップとする。提出者全員を対象とし、上位3名をその場で発表する。尚、41名マイナス提出者数の点数は佐々木がひとりで配点する。
この時点で総計得点の上位3名は、自動的に最終選考会への選抜権を得る。→終了済み
最終課題の提出期限は、3月3日(木)。
すでに決まっている3名に加えて、3名を佐々木が選出する。
計6編の最終候補作を、選考委員(阿部和重、宮沢章夫、東浩紀、佐々木)が読んだ上で、3月17日(木)の最終選考会を開催する。
選ばれた6名のプレゼンと質疑応答を経て、選考委員が持ち点15点を配点、総計して最も点数の高かった者(過去の回の得点は含まない)を批評再生塾の初代総代とし、商業誌(『小説トリッパー』2016年夏号)でのデビューが確約される。
「昭和90年代」の「批評」【本編】 | ゲンロン 佐々木敦 批評再生塾 新・批評家育成サイト
【イベント後記】
当日のtweetのまとめはこちら!
阿部和重 Kazushige Abe
1968年9月23日生まれ、おとめ座。山形県東根市出身日本映画学校卒業。1994年「アメリカの夜」で第37回群像新人文学賞を受賞しデビュー。その後、『無情の世界』で第21回野間文芸新人賞、『シンセミア』で第15回伊藤整文学賞・第58回毎日出版文化賞をダブル受賞、『グランド・フィナーレ』で第132回芥川賞、『ピストルズ』で第46回谷崎潤一郎賞を受賞。近作に『□』(しかく)『Deluxe Edition』、『キャプテンサンダーボルト』(伊坂幸太郎氏との共著)がある。
宮沢章夫 Akio Miyazawa
劇作家・演出家・作家。1956年12月9日生まれ。80年代半ば、竹中直人、いとうせいこうらとともに、「ラジカル・ガジベリビンバ・システム」を開始。その作・演出をすべて手がける。90年、作品ごとに俳優を集めて上演するスタイルの劇団「遊園地再生事業団」の活動を開始し、『ヒネミ』(92年)で、第37回岸田國士戯曲賞受賞。2005~2013年まで、早稲田大学文学学術院文化構想学部教授も務める。主な著書に『時間のかかる読書』(河出書房新社、2010年伊藤整賞受賞)、『NHKニッポン戦後サブカルチャー史』、『東京大学「80年代地下文化論」講義 決定版』などがある。
東浩紀 Hiroki Azuma
1971年東京生まれ。批評家・作家。東京大学大学院博士課程修了。博士(学術)。株式会社ゲンロン創業者。著書に『存在論的、郵便的』(第21回サントリー学芸賞)、『動物化するポストモダン』、『クォンタム・ファミリーズ』(第23回三島由紀夫賞)、『一般意志2.0』、『弱いつながり』(紀伊國屋じんぶん大賞2015)、『観光客の哲学』(第71回毎日出版文化賞)、『ゲンロン戦記』、『訂正可能性の哲学』など。
佐々木敦 Atsushi Sasaki
撮影=新津保建秀
1964年生まれ。思考家/批評家/文筆家。音楽レーベルHEADZ主宰。映画美学校言語表現コース「ことばの学校」主任講師。芸術文化のさまざまな分野で活動。著書に『成熟の喪失』(朝日新書)、『「教授」と呼ばれた男』(筑摩書房)、『増補新版 ニッポンの思想』(ちくま文庫)、『増補・決定版 ニッポンの音楽』(扶桑社文庫)、『ニッポンの文学』(講談社現代新書)、『未知との遭遇【完全版】』(星海社新書)、『批評王』(工作舎)、『新しい小説のために』『それを小説と呼ぶ』(いずれも講談社)、『あなたは今、この文章を読んでいる。』(慶應義塾大学出版会)、小説『半睡』(書肆侃侃房)など多数。