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友の会会員 前売券2,000円
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友の会会員 当日券2,500円
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一般 前売券2,500円
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一般 当日券3,000円
【イベント概要】
ノベルゲームとは文字通り、「ノベル」でも「ゲーム」でもあるのと同時に、「ノベル」でも「ゲーム」でもないものとして、20世紀末前後においてあたかも文学の先端を担うかのごとき特殊な熱狂を集めた。
なぜか。それは恐らく、コンピューターという新しい「カミ」が、いま一度物語に文学的生を繰り返すことを許したからだろう。ごく僅かな期間ながら、ノベルゲーム史は間違いなく存在している。そこではシミュレーション(ゲーム)が物語(ノベル)を獲得し、物語がシミュレーションを忘却していく様子が描かれ、ついにはシミュレーションを内面化した物語が登場するに至る。作品の形式化が極まるとその抵抗として説話要素やコミュニケーションの強調が始まる……なんと文学史的なことか!
とはいえその退潮は市場規模からも明らかであり、ノベルゲームは歴史的役割を終えつつある。ではその役割とは何だったのか。そしてノベルゲームは何を残したのか。本講座ではかようなノベルゲーム的論点を「思想」の問題として考察していく。
村上裕一 Yuichi Murakami
1984年生。批評家。株式会社梵天代表。批評家。著書に『ゴーストの条件 クラウドを巡礼する想像力』(講談社)、『ネトウヨ化する日本 暴走する共感とネット時代の「新中間大衆」』(KADOKAWA)。
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